テレビや雑誌、SNSなど、いろいろなところでフェムテックというワードを目にする機会が増えましたよね。とはいえ、「フェムテックって何?」と思っている人も多いのではないでしょうか。そこで、フェムテックがなぜここまで話題になっているのかをお伝えします。
フェムテックのムーブメントが起きている
例えば、生理管理ができるアプリやオンライン上でピル処方ができるサービスが、代表的なフェムテックプロダクト。
ここ最近はフェムテックの動きが活発化していることもあって、テクノロジーを用いていない製品やサービスも多く登場しています。それらはFemcare(フェムケア)と呼ばれ、月経カップや吸水ショーツ、ホルモンバランスを整えるサポートをするサプリメントなどがあります。日本では、こうしたFemcare製品も含め、これまでの価値観を変えるようなムーブメントそのものがフェムテックと考えられています。
フェムテックは必然の産業
近年は、女性のライフスタイルが多様化し、社会が大きく変化し始めています。そんな中で、どこかタブー視されていた女性ならではの課題が浮き彫りに。これまで話し合われてこなかったこともあり、既存の方法では解決が難しい分野でした。まさに、フェムテック産業が誕生したのは必然。社会が大きく変わり始めた今だからこそ生まれたといえます。
世界でもフェムテック市場は拡大中
“あなたのタブーがワクワクに変わる日まで”をビジョンに掲げ、“女性だけでなく、誰もが生きやすい世界を目指す”という理念を持つ企業「fermata(フェルマータ)株式会社」が、2020年秋冬版の海外フェムテックマーケットマップを発表しました。
出典:note hellofermate(選考基準:本社が日本にない企業、Seed以上IPO前、2000年以降に設立 https://note.com/hellofermata/n/n26122063181a
海外では健康全般が大きく成長
・PERIOD HEALTH/月経
・WELLNESS/ 健康 全般
・SEXUAL WELLNESS /セクシャルウェルネス
・FERTILITY SOLUTIONS/不妊・妊よう性
・PREGNANCY & MOTHER CARE/妊娠・産後ケア
・MENOPAUSE/更年期
・MENTAL HEALTH/メンタルヘルス
すべてのジャンルが拡大傾向にあるものの、「WELLNESS/健康 全般」が前回より32社増加と、最も広がりを見せているようです。続いて「PERIOD HEALTH/月経」が31社増加、「SEXUAL WELLNESS/セクシャルウェルネス」が25社増加と続きます。
ちなみに「SEXUAL WELLNESS/セクシャルウェルネス」は2025年までに約4兆円規模にまで成長すると言われているそうで、この勢いはフェムテック市場への注目度の高さとも言えるかもしれません。
日本では月経、健康ジャンルが活発
出典:note hellofermate(選考基準:日本国内企業、プロダクトがプロトタイプの開発以上、サービスクローズしていない)
https://note.com/hellofermata/n/n67de6061b478
そして、前回の4月版では該当がなかった「MENOPAUSE/更年期」に、3サービスの展開が始まったことも注目ポイント。ただ、海外版にはある「MENTAL HEALTH/メンタルヘルス」に該当するサービスがないことを考えると、国内でのフェムテック市場はまだまだ発展途上。これからの成長に期待ができそうです。
フェムテックはひとりひとりのサポーター
気になることはリサーチをして、実際に触れられるお店に行ってみるのもあり。何から始めたらいいのか分からないという人は、まずは毎月やってくる生理にまつわることから取り入れてみるのがおすすめです。
少しでも自分のライフスタイルが快適になるようにフェムテックを利用してみてくださいね。
株式会社ツインプラネットが運営するフェムテック情報共有サイト。《毎日をイキイキと、自分らしく過ごす》ため、《自分のカラダについての“知らなかった”をなくす》ことを目的に、女性の健康に関するコンテンツを公開しています。
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