tenbo シャツ 見えない言葉のかっこよさ。

連載 | SUSTAINABLEDESIGN | tenbo シャツ 見えない言葉のかっこよさ。

 一見すると、変則的な水玉模様のシャツと思うかもしれない。実はこれ、「点字」なのだ。凹凸があり、点字を知る人が触ると「ほほえみ」「希望」などの言葉を読み取ることができる。製作するのは、障害の有無を問わず楽しめる服をつくる『tenbo』。デザイナーの鶴田能史さんは、「世の中に服はあふれているのに、障害のある人を包含するブランドはない」と気づき、2015年に『tenbo』を設立した。脱ぎ着しやすい磁石ボタンのジャケットや車いすに座ったまま穿けるスカートといった商品を展開するほか、障害や体形に合わせたオーダーメイドも行っている。


 点字シャツは初期からの定番商品。鶴田さんは昔から町中で点字を見かける度に「デザインとして魅力がある」と感じていたという。そして、「このシャツが、点字や視覚障害のある人の存在に関心を持ってもらうきっかけになれば」と話す。たしかに、着ているとつい、人に説明したくなる。「なんて書いてあると思う? 触ってみて」──そんなコミュニケーションを生むシャツでもあるのだ。


tenbo


点字が読めるシャツ


コットン100パーセント。点字部分が白の発泡プリントのものと青ラメのものがある。磁石ボタンを使用し、ペースメーカーへの配慮としてポケットは右胸に。一枚で様になるデザインで、着たときのシルエットがきれいなところもポイント。男性用と女性用があり、オンラインショップから購入可能。
●2万5300円(tenbo www.tenbo.tokyo