群馬県高崎市は駅前で音楽の演奏が行われたり、音楽イベントも行われたりするので「音楽のある街・高崎」として親しまれています。ここで2024年6月22日、23日に大型室内ロックフェスが開催され、音楽の街がロックの音色に包まれます。高崎市と音楽の関わりそして、街中がロックで爆上がりする「高崎シティロックフェスティバル」をご紹介します。
「音楽のある街・高崎」と呼ばれるワケ
今回のロックフェス開催地「群馬県高崎市」は、静岡県浜松市や神奈川県川崎市と並び、音楽の街として有名です。JR高崎駅前周辺では、日常的にアーティストが音楽を奏でる姿が見られたり、定期・不定期で音楽イベントも開催されたりしています。
「音楽のある街・高崎」は、1990年に市制90周年記念事業から始まった「高崎音楽祭」のスローガンとして掲げられて以来、徐々に市民の間に浸透していき、今では全国でも知られる音楽の街へと成長していったのです。
1961年に建設され、高崎はもとより群馬の音楽シーンを支えてきた「群馬音楽センター」は、「群馬交響楽団」の活動拠点でもありました。地方都市がプロの交響楽団をもつのはとても珍しいことなのだそう。このほか、能や舞台、コンサートなどさまざまな公演が行われてきました。
この群馬音楽センターの後継として、2019年にJR高崎駅東口に「高崎芸術劇場」が誕生しました。大劇場やスタジオシアター、音楽ホール、創造スペース、スタジオ、レッスンルーム、リハーサルホールなど、最新の設備を兼ね備えたホールです。観客にクオリティの高い公演を届ける殿堂として、「音楽のある街・高崎」とともに新たな一歩を踏み出しました。
高崎市で行われる音楽イベント
高崎市では、JR高崎駅周辺で日常的にアマチュアミュージシャンなどが音楽を演奏しています。
また、「おとまちプロジェクト」や「ストリートライブin高崎 どこもかしこも」などの音楽イベントも充実。ライブ活動を行いたいアーティストを支援しているので、幅広いジャンルのアーティストが演奏を行います。
また、例年10月に行われる「高崎マーチングフェスティバル」では、県内小中高等学校の吹奏楽部や、県外からも多くの団体が参加し、マーチを演奏しながらパレードしたり、ステージでドリルショーなどを行い、盛り上がりを見せます。高崎マーチングフェスティバルは、30年以上の歴史をもち県内外の多くの人に愛される、高崎の街を代表する音楽イベントです。
高崎出身の有名アーティスト
アーティストの出身地があることでも知られる高崎市。伝説のロックバンドBOØWYのボーカル「氷室京介」やギタリスト「布袋寅泰」、ベーシスト「松井常松」やBUCK-TICK のベース「樋口豊」、ドラムスの「ヤガミトール」そして、元ロードオブメジャーのリーダーとベーシストを務めた「松本賢一」などが有名です。
布袋寅泰さんと高崎芸術劇場がコラボした「ギタリズム柄マンホール蓋」が劇場前に設置されていて、ファンや地元民に注目を浴びています。
今回のフェスの会場の一つ「高崎芸術劇場」前にあるので、フェスに訪れる方はぜひ探してみてくださいね!
TAKASAKI CITY ROCK FES. presents KITASAN ROLLING 2024開催!
3つの会場で行われる大型室内フェス
この「音楽のある街・高崎」で2024年6月22・23日の2日間にわたり「TAKASAKI CITY ROCK FES」が開催されます。
「Gメッセ群馬」、「高崎芸術劇場」、「高崎アリーナ」の3会場、いずれも高崎駅から1km圏内の駅チカ・街ナカで行われます。
国内で注目されているロックバンドや、高崎を中心に活動するアーティストなど、総勢70組以上が出演します。高崎の街中がロックの熱狂に包まれる2日間です。
群馬・茨城・栃木の3県で持ちまわるライブイベント「KITASAN ROLLING」
今回の「TAKASAKI CITY ROCK FES.」では、KITASAN ROLLING(キタサンローリング) 2024も同時に開催されます。
KITASAN ROLLINGとは、北関東を ROLLING しながら各県で1年ごとにライブを行うイベントで、2024年で2回目の開催になります。コンセプトは、群馬・茨城・栃木の北関東三県からの音楽文化を発信し、地域に愛されるロックフェスを目指すというもの。
KITASAN ROLLINGのライブは、Gメッセ群馬・高崎芸術劇場スタジオシアターで行われます。
各会場の入場料・チケットについて
「LIVE HOUSE TAKASAKI ARENA」が開催される高崎アリーナは入場無料です。
「KITASAN ROLLING 2024」Gメッセ群馬と高崎芸術劇場スタジオシアターの1日券はスタンディングエリアで9,900円、Gメッセ指定席付き入場券12,900円です。いずれもどちらの会場を自由に移動できます。(2日通し券は先行販売のため、受付終了。)
「TRIANGROOVE」高崎芸術劇場大劇場は、各日3,000円。KITASAN ROLLINGのチケットを持っていれば、こちらの入場は無料です。
チケットは、チケットぴあ・e+・ローチケ・高崎芸術劇場チケットセンターで購入できます。詳細情報は、公式サイトで確認してくださいね。
フェスでは飲食ブースやオリジナルグッズも並ぶ
Gメッセ群馬の屋外スペースでは、高崎ブース、キタサンブースが登場し、高崎パスタやご当地グルメが登場します。ライブのチケットを持っていない人も利用できますよ。
また高崎シティロックフェスのTシャツやラバーバンドなど、オリジナルグッズも販売されます。期間や場所などは、公式サイトで発表されるので、最新情報をお見逃しないように!
会場別の参加アーティストやタイムテーブル
LIVE HOUSE TAKASAKI ARENA
高崎アリーナで行われる、LIVE HOUSE TAKASAKI ARENAでは地元で活躍するインディーズバンドを中心としたライブを楽しめます。
6月22日(土)には、SAKURA、Filect、Ω、irisなどをはじめ、ゲストに秀吉。6月23日(日)には、Shandy、KEY may more SHOW、Cerveteri、ピートモスをはじめ、ゲストにはKAKASHIと、豪華出演者が勢揃いします。
Gメッセ群馬・高崎芸術劇場 スタジオシアター
KITASAN ROLLOG主催のライブでは、全国のフェスでお馴染みのアーティストが多数出演します。
6月22日(土)には、Ivy to Fraudulent Game、須田景凪、This is LAST、THE BACK HORNや、キタニタツヤが。6月23日(日)には、HEY-SMITH、クジラ夜の街、オレンジスパイニクラブ、KANA-BOONなども出演します。
高崎芸術劇場 大劇場
TRIANGROOVEと称して、ライブが行われる高崎芸術劇場の大劇場では、6月22日(土)には四星球、超能力戦士ドリアン、東京初期衝動。6月23日(日)にはレトロリロンや、YONA YONA WEEKENDERS、I Don’t Like Mondays.が出演します。
出演アーティストは変更になる恐れもあるので、随時公式サイトをチェックしてくださいね。
高崎シティロックフェス開催情報
開催日:2024年6月22日(土)・23日(日)
会場:Gメッセ群馬・高崎芸術劇場 大劇場/スタジオシアター・高崎アリーナ
問い合わせ先:TAKASAKI CITY ROCK FES. 事務局
電話:027-322-9195
TAKASAKI CITY ROCK FES. presents KITASAN ROLLING 2024
文・写真:Nico
*内容・情報は掲載時のものです。