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石川のソウルフード「とり野菜みそ」地元民おすすめの使い方をご紹介

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片手を伸ばした黄色いお姉さんが特徴的なこのパッケージ、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。「まつや とり野菜みそ」は、石川県かほく市発祥の調味みそ。みそに調味料や香辛料を合わせ、アレンジされたものです。鍋のイメージが強いとり野菜みそですが、実は地元民は季節問わず家庭に常備して普段使いしている家も多いのです。

目次

とり野菜みそってどんなもの?

とり野菜みそは、読売テレビ・日本テレビ系『秘密のケンミンショー』やTBS『マツコの知らない世界』などでも取り上げられ、一躍石川県のご当地グルメとして全国区になった万能調味料です。
商品として誕生したのは昭和34年(1959年)ですが、そのルーツは江戸時代にまでさかのぼります。石川県のちょうど真ん中に位置するかほく市で、北前船の廻船問屋を営んでいた松屋和平さんが、長旅で体を壊しがちな船乗りたちに栄養のあるものを食べてもらおうと考案されたものなのだとか。
定番のとり野菜みそ。

定番のとり野菜みそ。

画像出典:まつや公式サイト
実は、とり野菜みその「とり」は、鶏肉のとりではなく、野菜を摂る、の「摂り」なのです。ちなみに、パッケージのキャラクターの黄色いお姉さんには「まつや とり」さんという名前があり、twitterやInstagramなどのSNSを中心におなじみのキャラクターとなりつつあります。

家庭料理にも使える。おすすめレシピをご紹介!

ご当地グルメのとり野菜みそは、冬の時期に食べる鍋のイメージが強いかもしれません。しかし、石川県民にとっては、合わせ味噌として家庭に欠かせない万能調味料なのです。
まつや本社から最寄りの、石川県かほく市木津のスーパー「どんたく かほく店」では、大きな打ち場の一角がとり野菜みそで埋め尽くされています。
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そして、スーパーの写真からも分かるように、地元民に支持されているのは圧倒的に「スパウトパック」です。使い切りではなく、キャップで開閉できるため、普段の調味料として使いやすいのです!
今回は、このとり野菜みそを使った家庭料理を、3品作ってみました。
作ったのは、豚汁、鮭のちゃんちゃん焼き、菜の花の酢みそあえの3品。どれも、とり野菜みそを使うことで味付けも簡単にできそうです。
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豚汁、鮭のちゃんちゃん焼き、菜の花の酢みそあえの材料
分量は、写真の通りです。人数分に合わせて、具材もお好みで準備してみてくださいね。どんな野菜にも合う味なので、家にある食材で作れるところも嬉しいです。調味料は、ほぼとり野菜みそのみ。みその量は、味を見ながら適宜お好みで調整するのがおすすめです。

【豚汁】

材料
・豚肉
・にんじん
・大根
・玉ねぎ
・とり野菜みそ
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油をひいて、材料を炒めます
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豚汁は、油を引いた鍋に野菜と豚肉を炒め、火が通ったら水を入れます。ぐつぐつと煮立ったら、とり野菜みそを溶かし入れて完成!味を見ながらしょうゆを少し足しました。
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【鮭のちゃんちゃん焼き】

材料
・鮭切り身
・しめじ
・たまねぎ
・塩こしょう
・とり野菜みそ
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塩こしょうをした鮭の切り身を耐熱皿にのせ、しめじとたまねぎを散らし、とり野菜みそを塗ります。我が家ではこのままグリルで15分ほど焼きました。あっという間に完成!
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【菜の花の酢みそあえ】

材料
・菜の花
・酢
・とり野菜みそ
・すりごま
酢ととり野菜みそを1:3ぐらいの割合で混ぜておきます。さっと茹で上げた菜の花に、酢みそをあえて、すりごまをまぶしたら出来上がり!春の訪れを感じる季節の一品が、簡単に食卓に登場です。
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ほかにも、とり野菜みそを使った料理は無限にできそうです。まつや公式サイトでも、おすすめのレシピがたくさん掲載されています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ピリ辛、ごま、酢みそなど、ラインナップも豊富

まつや公式サイト (94208)

画像出典:まつや公式サイト
知名度は全国区になりつつある、石川県発祥のとり野菜みそ。実は、スタンダードなとり野菜みそだけではなく、ラインナップは豊富にあるのです。
まつや公式サイトで通販できる商品ラインナップは、下記9種類。

・とり野菜みそ
・ピリ辛とり野菜みそ
・ごまとり野菜みそ
・担々ごまとり野菜みそ
・とり野菜みそスパウトパック
・ピリ辛とり野菜みそ
・とり野菜みそ酢みそ
・とり野菜みそ鍋スープ
・ピリ辛とり野菜みそ鍋スープ

さらに、金沢工業大学や地元企業とのコラボメニュー「とり野菜みそカレー」や「とり野菜みそ味ラーメン」など、気になるコラボ商品も。石川県に住んでいると、コンビニやスーパー、お土産屋さんなどの売り場でよく目にします。
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とり野菜みそはもちろん、コラボ商品もまつや公式オンラインストアで購入できます。詰め合わせのラインナップもたくさん取り揃えられているので、ぜひご覧ください。

とり野菜みそは、日本人の味覚にばっちり合う万能調味料でした

石川県民、とくに発祥の地かほく市民にとっては、家庭に欠かせない味となっているとり野菜みそ。最近はご当地グルメとして取り上げられることも増え、応援していたローカルミュージシャンがメジャーでヒットしたような嬉しい(けどちょっとさみしい)気分です。

どんなにメジャーになろうとも、とり野菜みそは変わらない味。冬なら定番のとり野菜鍋、鍋じゃなくとも家庭料理で普段から私たちの「野菜食べたい欲」を支えてくれているものなのでした。

石川県のソウルフード「まつやのとり野菜みそ」、未経験の方はぜひお試しあれ!

文:岡田有紀

■ライタープロフィール
岡山県出身、石川県在住のローカルライター。音楽とビールが大好きな、美大卒のカメラオタク。石川県かほく市で、地方の可能性を探る2児の母。いろんな仕事や趣味を経験しながら、楽しく自分らしく生きるライフスタイルを発信しています。趣味は音楽鑑賞と美術鑑賞。

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