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群馬の県民食「焼きまんじゅう」の歴史から名店の味・推しのアレンジメニューまで

Nico

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みなさんの地元に自慢のご当地グルメはありますか? 群馬県には外せない名物「焼きまんじゅう」があり、故郷の味として親しまれています。群馬県民が愛してやまないご当地グルメで、県民食ともいえる焼きまんじゅうの歴史から進化系焼きまんじゅうやスイーツまで、その魅力をお伝えしたいと思います。

目次

群馬の県民食「焼きまんじゅう」とは?!

群馬の郷土料理の一つで県民食でもある「焼きまんじゅう」は、古くから小麦の生産が盛であったため、小麦料理の一つとして誕生しました。小麦で作った生地を麹で発酵させて蒸した「素まんじゅう」。これ竹串に刺し、味噌だれをつけて焼き上げたもの「焼きまんじゅう」といいます。
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小麦でつくられ麹で発酵させた素まんじゅう。
ルーツには諸説ありますが江戸時代の終わり頃に誕生し、前橋市の原嶋屋や沼田市の東見屋などが創始者であるといわれ、県内の沼田・前橋・伊勢崎・桐生・太田・高崎市などに多くの焼きまんじゅう店があります。
こちらが群馬名物「焼きまんじゅう」。
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群馬の県民食焼きまんじゅう。
小麦と麹などでできた生地はふかふかしていてパンのような食感。この表面にたっぷりと味噌だれを塗って焼き上げると食欲をそそる香ばしさが漂います。味噌だれはみたらしのようにも見えますが、まろやかでコクと深みがあり、病みつきになるおいしさです。
生地や味噌だれはお店のオリジナルが多く、絶妙に味が異なるので食べ比べも楽しめます。焼きまんじゅうは素まんじゅうに味噌だれを塗ったものとあんこが入っているものの2種類を扱っているお店もあるのですよ。

名店で味わう伝統の味「美濃屋」の焼きまんじゅう

数多くの焼きまんじゅう屋さんがあるなかで、今回ご紹介するのはみどり市大間々町にある「美濃屋」。創業1934年(昭和9年)で80年以上の歴史を持つ老舗店で、昔ながらの製法を守りながら伝統の味を受け継いだ「素まんじゅう」の焼きまんじゅうが食べられるお店です。
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美濃屋の店構え。
竹串に刺さった白い素まんじゅうに味噌だれを何度も塗って焼いていくうちに、どんどん茶色へと変貌していきます。
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何度も味噌だれを塗って焼いていく。
出来上がると表面の味噌だれが光沢を放ち、所々に焦げ目もついています。
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名店の焼きまんじゅう。
味噌だれを何回も塗りながら焼いていくので、内側までたれが染み込んでいます。カリカリになっている部分もあり、これがまた香ばしさ抜群。

串から外し、かぶりつくと、まんじゅうのふかふか食感と甘じょっぱく濃厚な味噌だれとのハーモニーがたまらず、そのおいしさに悶絶します。

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味噌だれの光沢がたまらない焼きまんじゅう。1串200円(税込)
1串に4つのまんじゅうが刺さっていますが、気がつけば全部食べ切ってしまう程のおいしさ。古くから伝わる味噌だれとまんじゅうのハーモニーをぜひ一度味わってみてくださいね。
また美濃屋では焼きそばなどのメニューもあるので、ご一緒にどうぞ!
【店舗情報】

住所:群馬県みどり市大間々町大間々1434−1
TEL:0277−72−3069
営業時間:3月〜11月 9:00〜18:00 12月〜2月 9:00〜17:00
定休日:水曜日
HP:http://yakimanjyu.jpn.org/

お取り寄せ・お土産なら老舗「田舎や」の焼きまんじゅう

昔はお店やお祭りの屋台で食べることが主流でしたが、今では焼きまんじゅうはお土産屋さんに並んだり、通信販売で購入できるようになりました。

ここでは観光や出張で手軽に立ち寄れるJR高崎駅構内のお土産ショップ「イーサイト高崎」で購入できる「田舎や」のお土産用焼きまんじゅうをご紹介しましょう。

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駅構内にあるお土産店「イーサイト高崎」。
高崎市にある焼きまんじゅう店、田舎やのお土産焼きまんじゅうがこちら。
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お土産や贈答にもピッタリな箱入り。16個入り880円(税込)
素まんじゅうが4串分(16個)と味噌だれが入っています。
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お土産焼きまんじゅうの中身。
自宅で手軽に焼いて食べられるようにと調理方法もついているので、初めての人でも簡単に食べられます。フライパンやトースターなど自分の好きな方法で焼くことができます。味噌だれを塗れば自宅で群馬名物焼きまんじゅうをかんたんに作れます。
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焼きまんじゅうの作り方。
フライパンで焼きまんじゅうを焼いてみました。白い生地にこんがりと焼き色がついたところでひっくり返し、両面焼き上がったところで味噌だれを塗ってみました。
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フライパンで作る焼きまんじゅう。
まんじゅうの外側はこんがりパリパリし、これに濃厚な味噌だれのおいしさが相極まって香ばしさ120%。しかも焼き立てなのでふんわり食感を堪能できます。

生地、味噌だれとともにおいしい田舎やの名物焼きまんじゅうはお土産に喜ばれること間違いなし。 イーサイト高崎などで手軽に入手できるので、ぜひ群馬の県民食をお土産にしてみてくださいね。

価格:16個入り 880円(税込)

絶品! 進化系焼きまんじゅう&スイーツ

そのまま食べてもおいしいのですが、焼きまんじゅうも進化し、スイーツとして食べられることも多くなりました。焼きまんじゅうがそのまま入ったものから、味噌だれのおいしさを存分に堪能できるものまで、筆者おすすめの進化系焼きまんじゅうとスイーツをご紹介しましょう。
まずは焼きまんじゅうの名店「飯玉屋」の「焼きまんじゅうパフェ」、スイーツと融合した斬新的な進化系焼きまんじゅうです。
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温かい焼きまんじゅうとソフトクリーム、味噌だれの調和が絶妙。500円(税込)
フレークとソフトクリームそして焼きまんじゅうが入ったカップに、味噌だれがたっぷりかかった焼きまんじゅうが乗っています。まろやかなソフトクリームと焼きまんじゅうがシンクロし、おいしさを奏でます。
【店舗情報】
住所:群馬県佐波郡玉村町福島149−10
TEL:0270−65−5602
営業時間:10:00〜17:00
定休日:火曜日
HP:https://iidamaya.com/
次は、「創作菓子工房木の実」の「焼きまんじゅうドーナツ」、老舗洋菓子店が生み出すたれの美味しさが生きた焼きまんじゅうスイーツです。
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香ばしい味噌だれとふわふわ生地のハーモニーがたまらない。230円(税込)
ふかふかしっとり柔らかいドーナツの上にたっぷりと焼きまんじゅうの味噌だれが塗られ、生地の中にもサンドされています。自然な甘さのドーナツと香ばしい味噌だれのハーモニーがたまりません。
【店舗情報】
住所:群馬県富岡市富岡1926−1
TEL:0274−64−3003
営業時間:10:00〜18:30
定休日:月・火曜日ほか
HP:https://www.kinomi1987.com/
そして焼きまんじゅう愛から生まれ、群馬のお土産グランプリも受賞した「ムーカフェ」の「焼きまんじゅうマフィン」。マフィンの生地に味噌だれが練り込まれた香ばしい焼きまんじゅうスイーツです。
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味噌だれのおいしさがダイレクトに伝わるプレーンマフィン。320円~(税込)
焼きまんじゅうの名店「たなかや焼饅頭店」のたれを使っているので香ばしさ抜群。シンプルなプレーン味をはじめごまやこしあんなどさまざまな味が楽しめる焼きまんじゅうマフィンです。

【店舗情報】
住所:群馬県前橋市住吉町1−13−24
TEL:027−288−0348
営業時間:9:00〜17:00
定休日:水・日曜日
HP:https://moo-factory.com/cafe/moocafe/

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群馬県民が愛してやまない焼きまんじゅうをご紹介しましたが、美味しさが伝わりましたでしょうか? 小麦の産地だからこそ誕生し、今でも故郷の味としてなくてはならない存在です。
そのまま食べてもおいしい焼きまんじゅうをアレンジしたメニューやスイーツも充実。元祖焼きまんじゅうと一緒に多彩に進化した焼きまんじゅうやスイーツもぜひ召し上がってみてくださいね。

文・写真:Nico
*情報は取材時点の内容です。

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