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山梨県笛吹市でラーメン×ほうとうの”あいのこ”「ラーほー」の正体を探る

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山梨県といえば「ほうとう」と呼ばれる小麦粉で出来た太い麺とカボチャ・白菜などを味噌と一緒に煮込んだ郷土料理が人気だ。しかし近年、それにかわる「ラーほー」と呼ばれる新名物が地元住民やコアな旅行客のなかで密かなブームになっているという。うわさに聞くとどうやら日本人のソウルフード「ラーメン」と山梨県民の愛してやまない「ほうとう」の”あいのこ”というではないか。一体どのような料理なのか……。食べに行ってみた。

目次

地元民が愛する老舗ラーメン店

2016年オープン以来、進化し続けながら地元に密着してきた。大通りに面し、駐車場は大型トラックも停められる余裕のある広さ。
2016年オープン以来、進化し続けながら地元に密着してきた。大通りに面し、駐車場は大型トラックも停められる余裕のある広さ。

今回訪れたのは山梨県笛吹市にある「めんや なないろ」。プレハブ小屋をラーメン店に改装した店舗だ。男性客が多めなのかと思いきや、女性客も多く訪れるという。早めに到着してしまったので、駐車場で開店を待つことにしたが、すでに数台の先着がいた。午後5時30分に夜の部が開店。入口すぐの食券売機でさっそくラーほーを注文し、店長へ券を手渡す。600円(税込)という安さなのも人気のひとつ。

カウンター4席・テーブル4・小上がり3の清潔感ある店内。店主一人で営業しており、店主の元気な声が響き渡る。
カウンター4席・テーブル4・小上がり3の清潔感ある店内。店主一人で営業しており、店主の元気な声が響き渡る。

店内奥の小上がりスペースの一角にはキッズスペースも完備され、子ども連れもウェルカムな雰囲気。すべり台から、お子様連れ優先席と書かれたテーブルもあるほど。幅広い客層に気を配る店主の心遣いが、地元民から愛され続けている理由なのだろう。

ラーほーの正体とは

器の1/4を占める大きめのチャーシューが目に入る。何ともいえない懐かしさを感じさせる一杯。
器の1/4を占める大きめのチャーシューが目に入る。何ともいえない懐かしさを感じさせる一杯。

ラーほーが目の前に到着。鶏ガラを使った透明感ある醤油ベースのスープの匂いと湯気が食欲をそそられる。トッピングはチャーシュー、なると、メンマ、のり、ネギと具材がたっぷりで下に潜む麺が見えない。見た目は昔ながらのラーメンそのもの。なにが”あいのこ”なのだろうか。箸を入れ麺をすくった瞬間、答えが分かった。

太麺でも細麺でもない極太ほうとう麺

通常のほうとうよりも薄く伸ばされた麺。きしめんよりは厚い。本来ならクタクタにまで煮込まれる麺だが、パッと湯切ってスープへIN。
通常のほうとうよりも薄く伸ばされた麺。きしめんよりは厚い。本来ならクタクタにまで煮込まれる麺だが、パッと湯切ってスープへIN。

出てきたのは極太の「ほうとう麺」。これがラーほーの正体なのだ。食べてみると、モチモチとした弾力で噛みごたえばっちり。舌触りはなめらかで、スルッと口に吸い込まれていくため喉越しも爽やか。極太のほうとう麺が、ほんのり甘さも感じるあっさりスープを上手に絡ませ口に運んでくれた。

「ラーほー」の正体はほうとう麺と店主次第の創作料理

ごちそうさま! クセがないストレートな味なので、どんどん箸が進みあっという間に完食してしまった。小腹が空いたときにも食べてみたい。どうやらこのラーほーという料理、醤油ベースのスープのみならず味噌、つけ麺、はたまた日本を飛び出してフォー風味なんてものもあり提供される店舗によって違うようなのだ。店主に聞いてみたところ「ほうとう麺」が使われていれば後は自由なんだというではないか!そんなことをいわれては他の店舗にも足を伸ばしてみたくなるのが性。

山梨県笛吹市を中心に31店舗で提供されるラーほーに今後も注目だ。
※ご紹介した商品は記載当時の情報のため、在庫状況・価格などが異なる場合があります。
めんや なないろ:公式Facebook

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