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連載 | KAWAIIは地方を救う♥

1ヘクタールあたりの価値を最大化する秘策。

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 こんにちは! 『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。今回の連載は、時折登場する特別編として、私たちがこれまで取り組んできたプロジェクトの中から、これはほかのエリアでも使えそう! という事例をご紹介させていただきます。

 特別編4回目となる今回は、「My農家BOX」について。ハピキラが長野県・小布施町と取り組んでいる、「1万円で、年に3回旬のおいしいフルーツを農家さんからお客様に直接お届けするサービス」です。

 この商品をつくるきっかけになったのは、小布施町という地域の「小ささ」。長野で一番小さな町である小布施は、作付けできる面積もかなり小規模。だからこそ、「1ヘクタールあたりの価値の最大化」を図るべく、ブランドを確立する必要がありました。

 ただ、現状の一次産品は、JAやスーパーが量や大きさといった基準をもって、売買していることがほとんどです。単純に考えるとたくさんつくれる人が、たくさん儲かります。収穫量がほかよりも少ないからこそ、既存の流通に乗せるだけではなく、意志ある生産者と、買いたい消費者の個人をつなぐ、マイクロインフラをつくってみようと思いました。そして、「量や大きさ」ではない、外の人にもわかる価値、「ブランド」をつくってみようと思いました。

 では、何を「ブランド化」するのか。小布施町の農業の特徴に「少量多品目」と呼ばれる、いろいろな品種を少しずつつくるということがあります。だからこそ、「夕張メロン」や「あまおう」といったような、一つの作物に帰着するブランドづくりはできません。かといって、特段変わったフルーツもないので、作物の稀少性を売りにすることもできない。作物をブランド化しなくてはいけないのに……。そんな困った私たちが出した結論は!? 詳しくはハピキラSPICESをご覧ください!

目次

HAPIKIRA PRACTICE:【 My農家BOX(長野県・小布施町)】

 「量」で買われてしまうことの多い、産品の世界。でも長野県で一番小さな町、小布施町にはその「量」がつくれない。ブランド化しようにも、量がないからこそ、作物を限定してブランドをつくるのも難しい。1ヘクタールあたりの価値をどうにかアップすることはできないか……。

課題

 「量」がつくれなければその分、儲かりにくいのが既存の販路。しかも、既存販路にのせるだけでは、農家単位のファンもつかない。

ハピキラSPICES

「倉庫が綺麗な農家さんのつくったリンゴは、うまい」。

 どうしたものかと困っている時、町役場の農作物周りのことを担当している方から、こんなお話を聞きました。最初は、そんな話があるものかと半信半疑で聞いていたのですが、それだけていねいに作物と向き合っていると、味が変わるんです!

提案

ていねいな仕事をする信頼できる農家さんを、ハピキラがご紹介!

 農家から直接農作物を買いたいという人に、ハピキラが信頼する農家さんたちをご紹介するサービス、「My農家BOX」をスタート。最初の1年間は、間にハピキラが入り、年に3回おいしいフルーツを楽しんでもらう。次の年以降は購入者が直接農家さんとやりとりをして、フルーツを買えるように。

ハピキラ’S EYE!

『HILL PINE''S ESPRESSO』

 前職の先輩がコーヒー店を開いたと聞き、埼玉県川越市へ行ってきました。着いてびっくり。昔ながらの町並みの中に新しいお店が入ってて、エリア全体がかなりイケてる。先輩のコーヒーもかなりおいしかったので、町歩きと共に『HILL PINE”S ESPRESSO』にもぜひ!

ハピキラ’S WORK!

今年の夏のお中元の企画が、もう始まりました!

宮崎県のフルーツ

 まだまだコートが手放せない昨今ですが、早いもので、すでに2018年夏のお中元の企画が始まりました。あの暑い暑い季節に、どんなお菓子をセットにしたら、みんながもっと幸せなおやつタイムを迎えられるか。そんな妄想をしながら、メーカーさんと交渉する毎日です。今年は「宮崎県のフルーツ」をヒーローに、おいしい商品をつくれたらなと考えております。応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、今月もハッピーに頑張ります♡

IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。

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