復興のその先、「つぎの未来」を見つける旅へ——
福島12市町村のキーパーソンや、都市部在住で同じ思いを持つ仲間とつながり、自分らしい関わり方を考え実践していく関係人口創出講座「ふくしま未来創造アカデミー」。
2022年から始まった本講座では、地域のキーパーソンとの出会いや、福島12市町村のまちづくりの最前線の現場を見ることを通じて、都市部の皆さんの「福島に関わりたい」という気持ちを後押ししています。
この3年間のアカデミーをきっかけに、多くの受講生が福島12市町村への移住や二拠点・他拠点居住の検討、副業、プロボノなど、受講生それぞれの形で新たな一歩を踏み出してきました。
地域住民の方々と関係人口との新しいコミュニティが形成されつつある福島12市町村は、まさに復興の次のフェーズである「よりよい再生」に向かっているといえます。
4年目となる今回も、そんな福島12市町村の「つぎの未来」を一緒に考え、地域の人とつながり、共に行動してくれる仲間を募集します。
「ふくしま未来創造アカデミー」とは?
福島12市町村を舞台に、ローカルの未来とこれからの関わり方を自由に考える関係人口創出講座です。都内で開催される座学や現地でのフィールドワークを通じて、現在の福島12市町村を見て学び、自分らしい視点で地域と関わる一歩を踏み出すことを目的としています。

本講座では、地域との関わりを考える上でのロールモデルとなるような、まちづくりのキーパーソンや先輩移住者、復興に向けて前向きに取り組んでいる方々との出会いから、福島12市町村におけるこれまでの復興の歩みや、その先の未来について学んでいきます。
そして、ご自身の日々の生活に立ち返り、好きなことやできることを見つめ直し、それらを生かした地域との関わり方を考えていただきます。
昨年の第3期の様子はこちら!

福島12市町村ってどんなところ?
講座の舞台となる福島12市町村は、福島県の太平洋に面した「海側」の地域と、阿武隈高地に囲まれた「山側」の地域にまたがっています。海側と山側では気温や積雪量が異なりますが、比較的温暖な地域で、自然が豊か。地形の複雑さから、共通する文化と独自の文化の双方が育まれてきました。






スケジュールおよび各回のテーマ
第1回 2025年9月7日(日) 15:00〜17:30 会場:東京都内
テーマ「福島12市町村ってどんなところ?/わたしの思いの棚卸し」
◇オリエンテーション
◇講師・メンターによるレクチャー
◇ワークショップ:講座に参加した思いや講座を通してやってみたいことなど、今のご自身の気持ちを整理し、仲間と共有します。
第2回 10月18日(土)〜19日(日) 1泊2日 会場:福島12市町村内
テーマ「福島12市町村と出合う」
まち歩きや地域のゲスト訪問などを通じて、地域の人々と顔の見える関係をつくりながら、リアルな福島12市町村の「今」を学びます。まずは広い視点で福島12市町村を体感し、ご自身がどの分野でどのような立ち位置で地域と関わっていきたいのかを考えます。
第3回 11月14日(金)〜11月16日(日) 2泊3日 会場:福島12市町村内
テーマ「福島12市町村をより深く知る・体験する・交わる」
ご自身の興味・関心に合わせたフィールドワークを行います。地域のキーパーソンや現地企業の仕事を体験するなど、より実践的な形で地域を知り、ご自身と地域の接点となる「関わりしろ」を見つけていきます。
第4回 12月20日(土) 15:00〜17:30 会場:東京都内
テーマ「プラン作りワークショップ」
これまでの講座で見聞きし、体験したことをもとに、最終プランの軸を考えます。講師やメンターへの相談、参加者同士での対話などを通じて、福島12市町村とご自身の共通項や、当該地域と絡めてやってみたいことのアイデアを出していきます。
第5回 2026年1月17日(土) 15:00〜18:30 会場:東京都内
テーマ「福島12市町村とこれからの関わり方プラン発表」
福島12市町村とご自身とのこれからの関わり方をプランという形で発表していただきます。
募集要項(一部抜粋)
応募前に、募集要項を必ずご確認ください。
定員:15名
※定員を超えるお申し込みがあった場合は、選考させていただく場合がございます。
対象者および参加条件
・福島12市町村との関わりを通じて、福島とご自身の未来を見つめてみたい方。
・首都圏または関西圏の都市部にお住まいの方。
・原則として全5回の講座に参加可能で、講座の最終回に行う「福島12市町村との関わりプラン」の発表までお進みいただける方。
※参加できない回がある場合は、事務局でフォローしますので、ご相談ください。
・PCスキルのある方(主に事務局とのメールのやり取り、パワーポイント作成など)
受講費:10,000円(税込)
◇受講費に含まれるもの
・講座資料費
・福島12市町村での実習(以下、フィールドワークという)のイベント保険代
・フィールドワークのプログラムにかかる経費(ただし、下記「受講費に含まれない費用」は除く)
◇受講費に含まれないもの
・都内講座通学費
・懇親会参加費
・フィールドワークにかかる交通費、宿泊費、食費
・そのほか受講費以外の経費
お申込み方法
受講を希望される方は、下記「受講申込みフォーム」より必要事項を記入のうえご応募ください。
お申込み締め切り:2025年8月20日(水)23:59まで
・本事業の趣旨に基づき、応募フォーム記載内容を審査のうえ選考します。
・希望者が多数の場合、早期に募集を終了する可能性がございます。
・結果は、8月22日(金)までに順次、事務局からメールにてご連絡いたします。
講師・メンター紹介

メイン講師:指出一正 <『ソトコト』編集長/(一社)日本関係人口協会 理事>
1969年群馬県生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。雑誌『Outdoor』編集部、『Rod and Reel』編集長を経て、現職。島根県「しまコトアカデミー」メイン講師、秋田県鹿角市「かづコトアカデミー」メイン講師、福島県郡山市「こおりやま街の学校」学校長、静岡県「地域のお店デザイン表彰」審査委員長、群馬県庁31階「ソーシャルマルシェ&キッチン『GINGHAM(ギンガム)』」プロデューサーをはじめ、地域のプロジェクトに多く携わる。内閣官房、総務省、国土交通省、農林水産省、環境省などの国の委員も務める。経済産業省「2025年大阪・関西万博日本館」クリエイター。上智大学「オールソフィアンズフェスティバル2025」実行委員長。著書に『オン・ザ・ロード 二拠点思考』(ソトコト・ネットワーク)。

講座メンター: 西山里佳氏 <デザイナー/marutt株式会社 代表取締役>
福島県双葉郡富岡町出身。高校卒業後、上京しグラフィックデザイナーとして、 音楽、アパレル、出版などのデザイン業務に携わる。2017年にフリーランスの活動をはじめ、2018年にコーディネーターとして起業型地域おこし協力隊 「Next Commons Lab 南相馬」に参画。2020年2月に法人化しmarutt(マルット)株式会社を設立し、アトリエギャラリー、コワーキング、イベントスペースとしての運営に加え、地域に開かれたデザイン事務所「粒粒(つぶつぶ)」を開設。福島県の浜通りエリアを中心に活動中。
「ふくしま未来創造アカデミー」をオススメする “3つの理由”
こんな人にオススメ!
過去に参加した受講生の感想
フィールドワークで現地の方々と交流できたことや仲間と一緒に食事をつくったり共同作業をしたり、様々な交流ができて良かったです!
毎回、ふくしまのこと、相双のことを考える機会となり、 とても有意義な時間でした。自分の価値観など、今まで気づいていなかったことに気づくことができ、素敵な時間を過ごすことができました!
アカデミーへの参加前と参加後では、気持ちの面が大きく変わりました。地域との関わり方は頑張りすぎず、想いを持ち続 けることの大切さを知りました。

オンライン説明会を開催します!
「ふくしま未来創造アカデミー」第4期の開講に先駆けて、8月6日(水)にオンラインで受講説明会を開催いたします。
説明会では、
「今の福島ってどんな様子?」
「講座でどんなことが学べるの?」
「福島でどんな人に出会える?」
など、福島12市町村や当講座に興味・関心のある方々に向けた情報をお届け。
福島12市町村の基本情報はもちろん、講座でどんなことをするのか、どんな場所に行き、どんな人に会いに行くのか、最終的にどんなアウトプットをしたらいいのかなど、参加者の皆さんの疑問にお答えしていきます。
受講にあたり説明会への参加は必須ではありませんが、講座の雰囲気を体感いただける内容となっていますので、ぜひご参加ください!

<ふくしま未来創造アカデミー第4期 講座説明会>
日時:2025年8月6日(水)19:00〜20:00
会場:オンライン開催 ※お申し込みの方に詳細をご案内いたします。
参加費:無料
申し込み方法:下記フォームよりお申し込みください。
https://form.run/@fukushima2025-setumeikai
タイムテーブル:
19:00 イベント開始/オリエンテーション
19:07 福島12市町村のご紹介
19:15 講師、メンター、OB・OGのトークセッション
19:55 受講のご案内/アンケート
20:00 終了予定
※内容は変更となる場合がございます。
なりたかった自分は、福島12市町村に——
「地域のために何かしてみたい」という気持ちを応援し、伴走してくれる福島12市町村は、新たなチャレンジをするのに最適な環境です。
「ふくしま未来創造アカデミー」を通じて、福島12市町村そして自分自身の「つぎの未来」を見つける旅に出かけませんか。

【主催】公益社団法人福島相双復興推進機構
【企画運営】一般社団法人日本関係人口協会
【写真提供】公益社団法人福島相双復興推進機構
【写真】鈴木穣蔵、高岡弘