B. エンゲージメント
でした!
解説はこちら。
「エンゲージメント」は、個人と組織・社会との結びつきや関与度合いを意味します。企業経営においては従業員の会社に対する愛着や貢献意欲を測る指標として用いられますが、地方創生の文脈では「住民が地域にどれだけ愛着を持ち、関わっているか」を示す指標として使われます。この数値が高いほど、住民が地域に積極的に関わり、「住み続けたい」という意欲が高いと判断されます。
「レジリエンス」は、災害や困難からの回復力や適応力を意味する言葉です。地方創生においては災害に強い地域づくりといった文脈で使われることが多く、「住み続けたい意欲」とは直接的な関連性は薄いです。
「ウェルビーイング」は、心身ともに健康で、良好な状態にあることを指す、より広い概念です。地域における幸福度や満足度を示す指標として用いられることもありますが、「住み続けたい意欲」を直接的に測る指標としては「エンゲージメント」がより適切です。
ちなみに岡山県の吉備中央町では、2021年より「誰一人取り残さないエンゲージメント・コミュニティの創生」事業を行っており、地域全体のウェルビーイング向上を目的とし、「医療・健康」、「買い物」、「移動・交通」、「デジタル生活」、「地域コミュニティ」分野での重点課題の解消に取り組んでいます。「エンゲージメント」が自治体の施策としても注目されてきていますね。

いかがでしたでしょうか。今後もさまざまなクイズを出題していきますので、お楽しみに!
出典:RAIDA 地方創生データ分析評価プラットフォーム
https://raida.go.jp/column/10/