【お土産の定番「お菓子・ジャム」編】東京の島々から私のお気に入りを見つける、あれこれ特産品座談会開催!

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2023.01.18

東京都にある11の有人離島。「東京」でありながらも、思わず息を呑むほど力強い自然や、昔ながらの人の暮らしが息づくオアシスのような場所。島ごとに個性が豊かで、宝物のような魅力にあふれる島々はまさに「東京宝島」。そんな島々に想いを馳せる中、どうにか自宅でも島のよさを体感できないものかと思い立ち、東京都港区・竹芝客船ターミナル内にある東京諸島のアンテナショップ『東京愛らんど』へ行ってきました! 『東京愛らんど』で扱う各島の選りすぐりの特産品の中からセレクトし、関係する方々と“勝手に”あれこれ感想を言い合う座談会をしちゃおうという本企画。第一回目は「お菓子・ジャム編」です! 

多彩な島のお菓子とジャムが集まった!

日本全国のステキな特産品を、つくり手のストーリーとともに紹介している『ソトコト』編集部が進行役となり、以前、編集部とともに東京の離島を巡った編集者・乾祐綺さん、東京諸島の地域振興を担い、『東京愛らんど』を運営している『東京都島しょ振興公社』の方々とで、島に思いを馳せる「東京宝島へ誘うチーム」を結成。

日本のローカルの特産品に興味があるゲストや、『ソトコト』が企画・運営に関わっている、 地域と首都圏に住む人々をつなげる「関係人口講座」の受講生とともに「あれこれ特産品座談会その1 テーマ『お菓子、ジャム編』」を開催しました。

つくり手の思いに触れるような発見があったり、新しい食べ方の提案が見つかったりなど、メンバーが集まり、みんなで特産品を味わうと、話はさまざまな方向に……?

今回の座談会で食べ比べする島の特産品は全部で15品。お土産でもよく選ばれ喜ばれる定番のお菓子から、季節の香りが詰まったジャムやアイスまで!

まずは今回の「お菓子・ジャム編」の参加メンバーの自己紹介から。ゲストの4名は全員東京都の離島に訪れたことが無いというメンバー! 「どんな島があるの?」「あ!この島行ってみたいと思っていました」などの興味津々な声が飛び交います。

左から、『東京都島しょ振興公社』の藤井琢磨さん、写真家・編集者の乾祐綺さん、「関係人口講座」修了生の三谷賢さんと川股みとりさん、『アナザー・ジャパン』カントウ担当の北りり華さんと切石右京さん。
乾祐綺さん
写真家、編集者。昨年はソトコト編集部ともに大島、利島、新島、御蔵島、青ヶ島を巡った。「特産品のパッケージを見ているだけで取材の思い出が蘇ります。もうすでに、島に行きたくなっています」。
藤井琢磨さん
『東京都島しょ振興公社』業務課課長代理。主業務は特産品の仕入れ、開発など。「大島町役場から派遣されています。島出身なので『お酒飲みそう!』とよく言われますが、あまり飲めません(笑)」。
本日の座談会テーマ「お菓子・ジャム」で集まってくれたゲストの4名。それぞれの視点で特産品を味わっていただきます!
切石右京さん
明治大学政治経済学部3年。学生が経営する47都道府県地域産品セレクトショップ『アナザー・ジャパン』のカントウ担当。東京生まれ東京育ち。「東京でも知らない場所は多く、その代表が島。今回の企画を通して、島の商品を仕入れるヒントが得られたらと思っています」。
北りり華さん
慶應義塾大学環境情報学部4年。『アナザー・ジャパン』のカントウ担当。「地域に興味があり、大学でも地方創生プロジェクトのリーダーをしています。島のことはまだまだ知らない未熟者ですが、今日はよろしくお願いします」
三谷賢さん
和歌山県田辺市との関わりを考える、「たなコトアカデミー」修了生。「食べることが好きで、とくにスイーツが大好物。食を入り口に、自分が知らない東京の島の魅力を発見し、発信したいです」。
川股みとりさん
豊かな水資源で知られる福井県大野市と首都圏をつなぐ関係人口、「みずコトアカデミー」修了生。「鹿児島県の離島にはよく行っています。お酒が好きなので、いいおつまみが見つかったらいいなと思います!」。

島の人は“詠むのが好き”? 島の特産品・牛乳せんべいに出合う。

左から大島、式根島、三宅島の牛乳せんべい。素材はほとんど同じだが、パッケージはもちろん硬さやサイズ、味わいなども違う。

編集部 まずはいくつかの島々にある定番のお菓子、「牛乳せんべい」から。今回は3種類を持ってきました。

三谷賢さん(以下、三谷) ん?「牛乳せんべい」は初めて聞きました。「せんべい」というと、醤油味を想像しますがどんなお菓子なんですか?

藤井琢磨さん(以下、藤井) 初めてだと、そうですよね。島の牛乳と小麦粉などを練り合わせて焼いたもの。「瓦せんべい」のような、甘い感じのものですよ。

乾祐綺さん(以下、乾) まずは藤井さんのご出身である大島の「大島牛乳せんべい」から食べてみましょうか。レトロなカンカン(缶箱)に入っていて高級感がありますね。

切石右京さん(以下、切石) 食べ終わったあとも物を入れたりできるし、旅の思い出にもなる。このカンカン、好きだなあ。

三谷 いただきます! お、結構、硬いんですね!

藤井 大島の牛乳せんべいは、島のしぼりたての牛乳と産みたての卵が使われています。島では牛乳に浸したり、コーヒーに付けたりして食べたりもします。個人的には、開封後すぐ食べてもいいんですが、ちょっと置いてフニャっとした食感になったものも好きです。

大島の「大島牛乳せんべい」。懐かしいレトロなカンカンが好評だった。
牛乳せんべいはどれも似たような長方形。「牛乳せんべいの規格やきまりってあるんですかね?」と川股さん。

編集部 式根島の「式根島牛乳せんべいミニ」はどうですか?

三谷 パッケージがいいですね! パッケージだけで買っちゃうかも!

切石 食感もさっくりしてて、香ばしい感じがいいですね。

 あ、表面に焼印が入っています。なにかの歌ですかね? 

川股みとりさん(以下、川股) これ(焼印)、いいですね〜! 何種類か焼印があるみたいですよ。

「式根島牛乳せんべいミニ」は1箱に5枚入り。もっと多く欲しい人には「式根島牛乳せんべい小」という3箱が1パッケージになったものも。

 三宅島のも食べてみますね。パッケージ、これも昔ながらの感じでいいですね。

三谷 あれ、三宅島の牛乳せんべいにも歌が入っていますね。島の人は“歌を詠むのが好き”なのかなあ。

切石 どれも島の牛乳と小麦粉、それと砂糖だけでつくられているんですね。

川股 化学調味料など一切入っていないのがいいですね。

北 藤井さん、どうして牛乳せんべいが生まれたんですか? ストーリーが気になります。

藤井 荷役のために島で牛が飼育され始め、その後、酪農が盛んになった背景があります。その牛乳を使って、日持ちのするお土産をできないか、と考えられたようですね。

切石 牛乳せんべいには島の歴史や文化が息づいているんですね。

椿の花の赤色がパッケージのアクセントになった三宅島の牛乳せんべい。「三宅島の牛乳せんべいは硬さがちょうどよく食べやすいですね」と北さん。

島ならではの「素材」がお菓子に。

編集部 次は牛乳せんべい以外のせんべいやサブレを。新島の「あしたばせんべい」、八丈島の「黄八丈サブレ」、御蔵島の「御蔵島かぶつ柿の種」をどうぞ!

左から、新島の「あしたばせんべい」、八丈島の「黄八丈サブレ」、御蔵島の「御蔵島かぶつ柿の種」。それぞれ「島らしい」特産品として人気。

三谷 「あしたばせんべい」にも歌が書いてあります! そして味は……少しヨモギっぽいのかな。おいしいです。

川股 焼印が斜めになっているのも手作り感があって好感持てます。

切石 アクセントとして入った明日葉によって味が引き締まった感じがします。何枚でも食べられるかも。

 ほのかな香りもいいですね。

乾 島に行くと、いたるところに生えていますよね、明日葉。みなさん、料理にも使いますよね。

藤井 はい、大体の島に自生しています。散歩の行き帰りで摘んできて、それを晩ご飯のおかずにしたりします。天ぷらや、茹でたものをツナマヨで和えたりすることが多いですね。

「あしたばせんべいは、カロリーが低いのもポイントですね」と三谷さん。

 次は、この「黄八丈サブレ」を開けてみますね。

三谷 バターがたっぷり入っていている感じ。さっくりして、純粋においしい。

川股 結構、食べ応えもありますね。このパッケージは……?

藤井 パッケージに入っているイラストはキョンと言う、島に生息する動物です。昔あった『がきデカ』という漫画の中で「八丈島のキョン」という一発ギャグがあって、それで一躍有名に。名前に使われている「黄八丈」は、黄色、樺色、黒色の3色を基調としたオリジナルの絹織物のことです。

 サブレの形状が着物になっているのはそういうことだったんですね。パッケージからもストーリーが分かるので、私はこれ買いますね!

乾 たしかに、パッケージを眺めているだけで、島の風景が見えてくるようです。

八丈島の自然・文化について話をする藤井さん。参加者はみな興味津々の様子だった。
真剣な面持ちで味や香りを確かめる参加者たち。「それぞれの島のお菓子を食べ比べるのって楽しいですね」と川股さん。

 次は「御蔵島かぶつ柿の種」ですね。これ、昨年の取材で見つけて好きになり、島に滞在中、何回も買いました!

藤井 一時は限定販売だったんですが、非常に人気が高く、定番の商品になったんですよ。

川股 香りがいいですね。柑橘系の香りかな。これが「かぶつ」ですか?

藤井 御蔵島では柑橘のダイダイを「かぶつ」と呼んでいます。かぶつ果汁と、皮、それと唐辛子ペーストと合わせて「かぶつ胡椒」をつくり、それで味付けしています。

切石 結構辛い……かも……?

 私はちょうどいい辛さ! これ手が止まらないです(笑)。一人で家にいたら全部食べてしまうかも。

三谷 人によっては1袋に入っている容量が、ちょっと多いかなあ。

藤井 小分けになったファミリーパックもあるので、そちらもお土産で人気ですよ。

フルーティかつスパイシーな「御蔵島かぶつ柿の種」。一袋100グラム入りで、柿の種とピーナッツの比率は7:3。

東京の島にはパイやラスク、ゼリーもあった!

左上から時計回りに、八丈島の「パッションフルーツミニパイ」、神津島の「パッションフルーツリーフパイ」、小笠原父島の「贅沢島レモン」、八丈島の「あしたばと黒ごま やみつきラスク」。

編集部 ピリッと辛いのを食べた後で、もう一回甘いものを! パイ・ラスク・ゼリーがあるのですが……まずは八丈島の「パッションフルーツミニパイ」をどうぞ。

川股 パッションフルーツの風味が、ほのかに感じられます。落ち着いた感じの味ですね。

三谷 1箱に14個も入っているので、職場などへのお土産にいいかもしれないなあ。

 パッションフルーツ、東京諸島でも栽培されているんですね。

藤井 はい。ハウス栽培で、本土に近い島のほうでも栽培しているようです。

川股 鹿児島県の奄美大島だと、パッションフルーツの中に焼酎を入れて飲んだりもします。東京の島々ではどうなんだろう……。

 もう一つ、神津島の「パッションフルーツリーフパイ」がありますね。パッケージにあるパイの断面にパッションフルーツのジャムのようなものが見えます。

 爽やかな甘さ。パッションフルーツの風味がいいですね。

「東京の島でパッションフルーツが栽培されていることは知りませんでした」と切石さん。参加者の多くが驚いていた。
右が神津島の「パッションフルーツリーフパイ」、左が八丈島の「パッションフルーツミニパイ」。

藤井 東京の島々ではレモンも収穫されるんですよ。これは、小笠原の島のレモンを使った「贅沢島レモン」という商品です。

川股 ゼリーですね。中は柔らかくて、外側にちょっと砂糖がまぶしてあって。香りがすごくいい。お茶に合いそう。

三谷 香りがさわやかですね。すごくおいしいです。

切石 レモンの味がずっと口の中に続いていきます。

 うん、レモンの後味がいいですね。私は紅茶と一緒に楽しみたいかも。

編集部 八丈島の「あしたばと黒ごま やみつきラスク」もどうぞ。

 ラスクの上に、明日葉のペーストと黒ごまが載っていますね。見た目はキウイみたいでかわいいですね。

三谷 抹茶に近いような味わいが。苦味がいいですね。

 食べたことない感じ。確かに「やみつき」になりそうです。

藤井 先ほどもお話ししましたが、明日葉は各島中に生えているんです。名前も「今日採ってもまた明日生えてくる」から明日葉。そんな生命力の強い植物だと聞いています!

「贅沢島レモン」の形状に注目する北さん。「レモンのかたちになっているのもかわいいです」。
明日葉の新たな可能性を感じる「あしたばと黒ごま やみつきラスク」。

大島の人気アイスクリームが登場!

三谷 そういえば、明日葉ソフトとかアイスってあるんですか? 

藤井 島で出されている事業者さんがありますね。今日は大島の「大島牛乳アイス」がありますよ。

参加者みな、思わず写真を撮ってしまった、レトロなかわいさがある「大島牛乳アイス」。

川股 パッケージがかわいいなあ。

 確かに。思わず写真を撮りたくなりますね!

切石 口当たりは軽い感じ。でも、後味は濃厚。おいしいです。

川股 島々に行く船の中でこれ食べたいかも! 行きの船の中から気分がアガりそう〜。

三谷 これ、さっきの牛乳せんべいと合うんじゃないかな? ちょっとベストペアリングを探ってみます! あ、やはり大島の牛乳せんべいと合います! でも、ちょっと式根島に浮気したりして……。うん、これもおいしい。けど、ちょっと香ばしさが立ってしまうかも。

切石 明日葉せんべいとも合いましたよ! 苦味との相性がいいなあ。

藤井 ペアリング! いいですね。SNSでの発信の参考にさせていただきます。

積極的にペアリングを試す三谷さん。「島同士の素材はやはり合うような気がします!」。

島々のフルーツなどをギュッと閉じ込めたジャムは、普段使いで。

編集部 最後はお菓子ではなく、ジャム4種です。大島の「椿の花びらジャム」、新島の「あめりか芋と林檎のジャム」、八丈島の「八丈フルーツレモンマーマレード」、小笠原母島の「ママヤの手づくりレモンジャム」です。

パッケージの情報量も重要。「島のストーリーをパッケージからも感じられるとついつい選んじゃうかも」と北さん。

切石 「椿の花びらジャム」、花びらがそのまま入っているんですね。味は、なんだろう、すごくトロピカルな味です。

川股 色がすごくきれいですね!

三谷 製造元を見ると、社会福祉法人がつくっているんですね。そういう背景も購入の際のポイントになります。

左から新島の「あめりか芋と林檎のジャム」、八丈島の「八丈フルーツレモンマーマレード」、大島の「椿の花びらジャム」、小笠原母島の「ママヤの手づくりレモンジャム」。

 「あめりか芋と林檎のジャム」は、香りはリンゴですけど、味わうとお芋の風味がすごいですね。これ、好きかも。

藤井 あめりか芋は、新島に伝わるサツマイモの品種です。ほとんど販売されることのない希少なサツマイモで、かつては島の貴重な食料源でした。

 島の焼酎づくりでも使われていると聞きました。

切石 うん、サツマイモの風味が生きています。

三谷 パンというよりは、僕はヨーグルトとかに合わせたいと思います!

藤井 次に島のレモンを使った「八丈フルーツレモンマーマレード」、「ママヤの手づくりレモンジャム」は、先ほど少しお話しした、島で栽培されているレモンを使ったもの。八丈島のものは完熟させて、皮まで食べられるフルーツレモンを使っています。小笠原では早摘みして、島外に出荷することが多いようです。これもその早摘みしたものを使ったもので、爽やかな酸味が特徴です。

 絶対、おいしいやつですね。

川股 この二つは、私はチーズと合うように感じました。お酒と一緒に楽しみたいかな。

切石 マーマーレードは、紅茶に入れてもよさそうです。

三谷 突然すみません。この「あめりか芋と林檎のジャム」。さっきの「大島牛乳アイス」に乗せて食べるとヤバいです(笑)。

 え、本当!? スプーンもう一個ください!(笑)

それぞれ特に好きになった特産品は……。

編集部 怒涛の試食タイム、お疲れ様でした(笑)。今日の振り返りをお願いします。

参加者それぞれ一推しを発表し合う。島らしさが強く出ているもの、誰かに話したくなるストーリーが伝えられるものが人気。

 このような機会をいただきありがとうございます。私は東京の離島に行ったことないので、どんな特産品があるのか知らなかったのですが、今回、いただいた商品のどれもが、味はもちろん、そこにストーリー性があって、他の人にシェアしたくなるものばかりでした。私たちが経営する47都道府県地域産品セレクトショップ『アナザー・ジャパン』でも、これをきっかけに島とつながり、何か島の魅力をお伝えできればなと思いました。

「今回の私のイチオシは、八丈島の「黄八丈サブレ」ですね。島の背景や物語を知られる商品は人にもおすすめしたくなります」と北さん。

切石 僕は『アナザー・ジャパン』のプロジェクト応募時に明日葉をテーマにしたほど明日葉に注目しているので、関連商品があってうれしかったです。他にも島レモン、パッションフルーツなど、島ならではの特産品を使っていて、東京の島々の商品は地域色にあふれているんだなと感じました。島の牛乳を使ってつくるという牛乳せんべいには、酪農という伝統的な産業が関わっていることを知れたり、勉強になりました。今日教えていただいた商品のいくつかは、仕入れたいなと狙っています。

「東京の島々に自生する明日葉や、島で栽培されているパッションフルーツなど、島ならではの素材に可能性を感じます」と切石さん。

 お菓子やジャムもそうですが、島の特産品は奇をてらったデザインではなく、昔ながらの素朴なものが多い印象で、それが非常に心地よかったです。島には、どこかノスタルジックな気持ちにさせてくれる要素があると思いますが、それが島々の特産品にも息づいているんだなと感じました。そして今回も、「御蔵島かぶつ柿の種」が、僕は大好物だと再確認しました。はあ、また島に行きたいなあ。

三谷 “ペアリング男子”として、今日はいろいろなものを組み合わせることができて楽しかったです(笑)。そして商品の向こうにある、地域性や営みが見えてくると、買いたいと思いますし、それを誰かに伝えたいと思えるのだなあと改めて感じました。この会のおかげで、今は島々でお菓子をつくる生産者の姿を身近に感じることができようになりました。東京生まれ、東京育ちなのに行ったことがなかったのですが、僕も島に行ってみたいです!

「ソフトクリームや牛乳せんべい、ジャムなどを使った『島パフェ』をつくってみても楽しそう!」と三谷さん。

川股 鹿児島県の離島に10年くらい通っていて、東京の島々の焼酎づくりが鹿児島から入ってきているとどこかできいて知っていましたが、それ以外、今日は知らないことばかりでした。鹿児島ではサツマイモはお酒や食用くらいしかこれまで目に入っていませんでしたが、お菓子に使うなど、東京の島々の食文化の視点で巡ってみたいと思いました。

「島に行く時から、こういう島の特産品を食べながら船で行くとより期待と楽しさがありますね」と川股さん。

藤井 今日はたくさんご試食いただき、本当にありがとうございました。東京の島々は結構リピーターの方が多く、商品のご購入も同様です。でも、今回は島に行ったことない方、初めて商品をお試しいただいた方が多く、そういう方々にも、島の特産品は魅力的に映るのだと、自信が持てました。今日のみなさんのご意見、お菓子同士のペアリングなど積極的に発信して、新規ファンを獲得していきたいなと思っています。

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今回の島紹介は、伊豆諸島の「大島」&小笠原諸島の「父島」「母島」!

「大島」
東京諸島でもっとも近いのが、ここ大島。東京・竹芝桟橋や、久里浜、熱海などから高速ジェット船でアクセスが可能。有名なのが「裏砂漠」。火山の噴火でできたスポットで、ファッション誌や映画など、さまざまな撮影で使われています。椿も有名で、毎年1〜3月には椿まつりが行われ、島内は椿の花で赤く染まります。最近では片桐はいりさん主演『東京放置食堂』の舞台となった波浮港が注目エリア。古民家を改装したゲストハウスやカフェが立ち並び、ノスタルジックな雰囲気で人気を集めています。

「父島」「母島」
東京諸島で一番遠いのは、なんといっても小笠原父島・母島。東京・竹芝から24時間かけ、まず父島へフェリーで向かいます。父島から南へ約50キロ、「ははじま丸」に乗って約2時間で母島へ。両島とも平均気温が20度を超え、1月には海開きを迎えたりするなど、気候的な要因も大きいようです。そして時間をかけてでも行きたい理由の大きな一つは、その美しい自然。母島には、さらに雄大な自然があり、貴重な固有種の動植物に多く生息しています。父島から船でのみ行ける南島(無人島)にある扇池など見どころはつきません。

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東京の諸島をもっと知ろう!【人口とアクセス編】

人が住んでいるのは11島。基礎自治体は9町村あります。一番面積が大きいのが大島で、一番小さいのは式根島。人口が一番多いのは大島町で約7200人、一番少ないのは青ヶ島村で160人ほどです。

アクセスはフェリーや高速ジェット船、飛行機などで、直行便が就航していないのは青ヶ島と母島です。時間やスケジュールによりますが、ぜひ、東京の竹芝桟橋から夜出航する船に乗って東京諸島への旅してほしいですね。都心から船に乗って離島に行くという、独特の雰囲気が個人的に大好きです。

みなさんはどの特産品が気になりましたか? ぜひお家で試してみたいと思った方、ギフトに良さそうと思った方は、東京諸島のアンテナショップ『東京愛らんど』のECサイトから購入して試してみてくださいね!

次回のテーマは【美容・工芸編】を2023年1月に公開予定。どうぞお楽しみに!
東京11島の魅力を掘り起こし、磨きをかけ、広く発信する「東京宝島」のHPはこちら

photographs & text by Yuki Inui