今回の紹介アイテム
立ったり座ったり寝転がったり、世界観に没頭して物語を“体感”できる本
世界観に没入して物語を“体感”できる──そんな作品が子どもたちを魅了している。その名も『Big Book(ビックブック)』シリーズ。特徴はなんといっても、サイズ。スマホの「タップ」や本を「めくる」行為ではなく、物語の上に立ったり座ったり寝転がったりして、自由に想像力を養うことができる。『うらしまたろう』なら、亀に乗ったような気持ちを楽しむことができるだろう。
著者は、アーティストの藤本真央さん。美大の卒業制作として発表していたものを出版社『青幻舎』が見つけ、出版へと至った。同社の新庄清二さんによると、制作で苦労したのは印刷。「藤本さんが創造した世界観を表現できるよう、日本で数少ない特殊印刷が可能なところにお願いしました」。同シリーズで3冊の絵本が発行されているが、それぞれサイズやページ数が異なり、「この物語の世界観を表現するにはこれだ」という想いとこだわりが見事に形になっている。
\ここがオススメ/
ツルツルした特殊な紙で水をこぼしてもOK!
耐水性や耐久性のある丈夫な紙に印刷されているので、水をこぼしても問題なく、破れにくい。子どもの遊びにピッタリだ。
Big Book うらしまたろう
物語の世界観を“体感”できる、大きなサイズの絵本。家族や友達と広げて、一緒に遊ぶことができる。『うらしまたろう』は1188×1025ミリ。ほかに『おおきなかぶ』と『ふしぎのくにのアリス』があり(写真右)、全3冊。ギフトに適したボックス入り。英訳付き。3歳以上に。全国の書店や『Amazon』などのオンライン書店で販売中。●1944円〜(青幻舎 www.seigensha.com/sp/bigbook)