初夏や秋に旬を迎えるかつおは、「初鰹」「戻り鰹」など時期によって呼び名も変わります。そんなかつおの消費量が多いまちはどこでしょうか?
消費量ランキング、正解はこちら!
第1位 高知市 (3985グラム)
第2位 仙台市 (1980グラム)
第3位 水戸市 (1649グラム)
※参考:総務省統計局、家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング2017~2019年平均より
ちなみに「消費量」ではなく「消費金額」のランキングを見てみると、1位2位に変動はなく、3位が福島市でした。
また1位の高知市は、2位3位の約2倍ほどの消費量・消費金額でした。そして高知県はかつおを県魚として認定しています。それだけ地域に愛されている魚なんだなと感じる結果でした。
たたきの食べ方も実は地域差がある
またかつおの定番料理・たたきは、地域によっていろいろな食べ方があります。
筆者は「かつおのたたき=ポン酢で食べる」というイメージでした。(実際に近所のスーパーで売られていたたたきには、ポン酢が添えられていました。)
でも初めて高知に行った時、地元の知人に塩たたき(塩で食べるかつおのたたき)を食べさせてもらい、「こんなにおいしい食べ方があるなんて・・・!」と驚きました。
こんな風に、同じかつおのたたきでもタレや付け合わせにも地域差があり、その違いもおもしろいなと感じました。
たたき以外にこんな食べ方も!
また調べてみると、かつおのたたき以外にもいろいろな食べ方があることがわかりました。
消費量ランキング第3位の水戸市では、「かつおのたたき」ではなく「かつおの刺身」を提供するお店がたくさんありました。
水戸市のお隣・ひたちなか市には茨城県内で唯一、一本釣りのかつおが水揚げされる那珂湊漁港があります。
かつおの消費量が多い他地域も同様に、新鮮なかつおが手に入りやすい地域ならではの食べ方なのかもしれません。
また消費金額ランキング第3位の福島市では、「焼きびたし」「揚げびたし」というかつおの郷土料理があるそうです。かつおの両面をしっかり焼いた(または衣をつけて揚げた)かつおを、醤油ベースのタレに浸す料理です。
生のままだと傷みやすいかつおを、おいしく食べるための知恵なのかもしれません。
また高知県には「土佐巻き」という食べ方もあるそうです。
かつおのたたきと薬味(大葉やしょうが)を巻き寿司にして、ポン酢で食べます。
この食べ方もまたおいしそう!
塊で売っているかつおに出会えた時には、ぜひ挑戦してみたいと思いました。
これから暖かくなるにつれて旬を迎えるかつお。
あなたのまちではどんな風に食べられているでしょうか?