ウスターソース、お好み焼きソース、ハンバーグソースなど、日本にはいろいろなソースが売られています。ご当地ソースもたくさん増えている中で、消費量が多いまちはどこなのでしょうか?
ちなみに今回の消費量ランキングでは、ソースを下記のように定義しています。
ソース野菜又は果実の搾汁,煮出汁,ピューレを主体として,これらに糖類,食塩,香辛料などを加えたもの。液体のものに限る。
(引用:総務省統計局、2020年1月家計調査収支項目分類一覧より)
消費量ランキング、正解はこちら!
<ソース消費量ランキング>
第1位 広島市
第2位 京都市
第3位 堺市
(参考:総務省統計局 家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング・2017~2019年平均より)
ちなみに「消費量」ではなく「消費金額」のランキングを見てみると、1位・広島市、2位・岡山市、3位・京都市でした。
ソースグルメの宝庫、大阪!
消費量ランキング3位の堺市を有する大阪府と言えば、お好み焼き、たこ焼き、串カツなど数々のソース料理が思い浮かびます。
またソースメーカーも多いまちで、日本ソース工業会HPによると大阪の会員企業は最も多く、9社も登録されていました。
ご家庭によっては料理ごとにソースを使い分けるため、何種類ものソースを常備しているところもあるようです。
大阪の方々は平均して何種類のソースを常備しているのか、そんな統計があればぜひ見てみたいなと思いました!
実は6社もある京都の地ソース
広島や大阪と比べ、京都市は一般的に和食のイメージが強いのではないでしょうか?
しかし調べてみると、ソース消費量2位・消費金額3位の京都は、意外とソースメーカーが多いことが判明しました。
前述の日本ソース工業会HPにも、京都の会員企業がなんと6社もありました!
和食のイメージが強い京都ですが、洋食レストランも多いまち。
また消費量ランキングTOP10を見てみると、関西地方の都市が6都市も占めていました。
関西エリア全体でソースは身近な存在なのかもしれませんね。
広島のお好み焼きにも実はそれぞれに違いがある!
そして筆者が住んでいる広島のソース料理といえば、「お好み焼き」です。
「広島風」とまとめられることも多いですが、実は広島のお好み焼きにもいろいろな種類があります。
例えばソースだけでも、甘めなソースを使っているお店、塩味が強いソースを使っているお店など、食べ比べてみるとお店ごとに少しずつソースの味が違います!
また同じ広島県内でも、焼き方や材料に地域カラーがある「〇〇焼き」というご当地お好み焼きがあるのです。
例えば「備後府中焼き」と言われるお好み焼きは、広島県府中市で昔から愛されているお好み焼きです。
府中焼きは、通常お好み焼きに入っているもやしが入っていません。
また豚バラの代わりにミンチ肉を使うこともあり、焼きそば麺がパリパリになるのが特徴です。
また尾道市の「尾道焼き」には、砂肝やいか天が入っています。
さらに三原市内で愛されている「三原焼き」には、鶏もつが入っているのが特徴です。
調べてみると、広島県内には「〇〇焼き」と言われるご当地お好み焼きが少なくとも10種類はあるようです。
(参考:広島県公式観光サイト ひろしま観光ナビHP「どれもお好み焼!まだまだある広島県の“〇〇焼”」より)
ぜひ広島を訪れた際は、いろいろなお好み焼きを食べ比べてみてください!