「雨降」、なんと読む?
あめふり?
うこう?
海の中にいるこの生物は・・・!?
正解:あめふらし
雨降と書いて「あめふらし」と読みます。雨降はアオサなどの海藻類を食べる軟体動物です。なんだかナメクジのようですが、なんと巻貝の仲間!雨降の貝殻は見た目では分かりませんが、体内に薄い貝殻を持っています。背中を押すと貝殻が確認できるそうですよ。※種類によっては貝殻が完全に退化している雨降もいます。
雨降の由来
敵に襲われたりした時など、危険を感じたときに紫色の液体を出す雨降。その紫色の液体が雨雲のように見えることから名づけられたというのが有力な説です。雨降だけでなく「雨虎」と書くこともあります。
雨降を食べる地域がある!?
エサとして食べている海藻に入っている少量の毒性を体内に溜め込むため、一般的には食用にされていません。しかしその毒の貯め込み方も海藻に左右されるらしく、島根県の隠岐諸島をはじめとした一部の地域では食用として食べているのだそう。ちなみに隠岐諸島では「ベコ」と呼ばれているのだとか。
初めてアメフラシを食べた。
食感はぷにょぷにょ。
昆布の香り。 pic.twitter.com/SDSH7s4d7f— じぷた55 (@vmax7717) June 13, 2017
今回は、雨降をご紹介しました。地域によっては毒性を持っている可能性があるため、普段から食べられている場所に訪れて食べてみるのがオススメですよ。