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煮物にするとおいしい「鹿尾菜」なんと読む?

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「鹿尾菜」、このおいしい食べ物の名前は?

しかびな?

スーパーなどで一度は見たことがあるはず・・・。

黒くて、鉄分が豊富なあれです!

 
写真提供:写真AC

正解:ひじき

正解は「ひじき」でした!鹿尾菜とは海藻の一種で、褐藻類ホンダワラ科に分類されています。日本では縄文・弥生時代から鹿尾菜が食べられていたといわれています。日本で採取される鹿尾菜は100%天然物。流通されている90%は中国などからの輸入品でほぼ養殖のため、日本で採れた天然の鹿尾菜は非常に珍しいんですよ。

鹿尾菜の由来

鹿尾菜の由来はハッキリとしていませんが、ひじきの形がシカの尻尾の毛に似ていることから名付けられたのが有力なのだそう。

由来については申し訳ありませんがよく判らないのです。
鹿尾菜の方は、良い状態のヒジキの芽一粒一粒をよく見るとピンと跳ね上がっている鹿の尾のように見えることから付けられたと言う説が有力なようです。
羊栖菜は現代中国語でも「ヤンシーサイ」と発音し、ヒジキの事を指しています。
ちなみにわかめは「クンタイサイ」と呼んでいます。
そんなことから中国からの渡来語が「羊栖菜」で日本で独自に発達した文字では「鹿尾菜」になったのではないかと想像しております。
引用元:日本ひじき協会

鹿尾菜加工品、全国1位の三重県

鹿尾菜の産地として有名な三重県。鹿尾菜の加工品では全国1位の生産量を誇っています。3月~5月の大潮の干潮時に収穫され「伊勢ひじき」という名で全国へ出荷されています。三重県の鹿尾菜は長く、太く、風味が良いといわれ「三重ブランド認定品目」としても選ばれています。

三重県、千葉県、長崎県が全国の主要な産地で、平成24年漁期には、県内で約130トンのヒジキが収穫されており、全国でもトップクラスの水揚げを誇っています。
全国有数のリアス式海岸で、岩場で遠浅という三重県の沿岸域は、ヒジキにとって最適な生育場で、特に、伊勢志摩地方は古くからのひじきの産地として知られ、江戸時代の書物に、すでに伊勢の名産品として記載されています。
なお、伊勢志摩地域に古くから受け継がれている伝統的な製法(伊勢方式 蒸し製法)を用いて、ヒジキを加工販売する2事業体が、認定事業者として三ヒジキの煮物 重ブランドに認定されています。
引用元:三重県

 今回は、鹿尾菜をご紹介しました。ちなみに江戸時代初期に書かれた代表的な料理書『料理物語』の中で、鹿尾菜の調理法として「にもの、あへもの」と記されていることから、江戸時代初期には今と同じ調理法で食べられていたと考えられているそうですよ。

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