炭火による魚の姿焼き、通称「浜焼き」が並び、その匂いが薫ると松川浦に来たと実感できる、かつての松川浦の原風景。その風景は東日本大震災で失われてしまいました。震災から10年、途絶えていた「浜焼き」文化を松川浦に隣接する宿の若旦那たちが、熱い思いをもって復活させました。
目次
「浜焼き復活プロジェクト」とは
震災前、松川浦の旅館や飲食店の前には、炭火で焼かれた地元の魚介類「浜焼き」が売られており、その香ばしい匂いに食指を動かされ、通りを歩きながら「浜焼き」を頬張る姿が、松川浦の日常でした。震災後、旅館や販売店が被災したことで、この浜焼きは途絶えてしまいました。
震災から10年目の今年、松川浦の近隣旅館の若旦那で構成される「松川浦ガイドの会」は、途絶えてしまった「浜焼き文化」とあの味を引継ぎ、自分たちが幼い日に手伝っていたあの風景をもう一度見たい、後世に残していきたいという思いから、「浜焼き復活プロジェクト」をスタートします。当時を知る親の世代に機材、串の打ち方、そして、味の決め手になる「たれ」と、当時の思い出と共に聞き取り、あの匂いを、あの味を復活させたいと試行錯誤し、11月3日の文化の日に途絶えてしまった在りし日の原風景と食文化を復活させ10年越しのこの思いを形にすべく、好評を博している「浜の駅松川浦」において「浜焼き」を復活販売することになりました。ぜひ、「松川浦の浜焼き」を味わいに、そして復活の思いを聞きにお越しください。
松川浦「復活の浜焼き」開催概要
開催月日:
令和3年11月3日(水・祝)、11月27日(土)
令和3年12月11日(土)、12月25日(土)
※次年度以降の予定については日程が確定次第SNS等でお知らせします。
開催時間:11時~14時
令和3年11月3日(水・祝)、11月27日(土)
令和3年12月11日(土)、12月25日(土)
※次年度以降の予定については日程が確定次第SNS等でお知らせします。
開催時間:11時~14時
会場:
浜の駅 松川浦 ※浜の駅の外で販売予定
福島県相馬市尾浜字追川196
内容:浜焼きの販売
カレイ・イカ・エビ・トウモロコシ・ホタテなど季節の旬の海産物を串刺しにして炭火で焼き、松川浦の秘伝のたれで味付けます。
松川浦を150%楽しむコンテンツについて
「浜焼き復活プロジェクト」を実施する「松川浦ガイドの会」では、今回の「浜焼き」はもちろん、子どもの頃に楽しかった遊びや浦の日常を一緒に体験してもらい、笑い、話、そして、松川浦をもっと好きになって欲しいと多くのコンテンツを開発。体験コンテンツとして実施しています。
①作る・釣る!笹竹釣竿と伝統の笹浸し漁(タツノオトシゴ)体験
多くの生き物が住む松川浦。自ら作った釣竿で釣った魚を食べるというプチサバイバル体験が楽しめる。地元のサバイバルの達人のガイドのもとで海の生き物とふれあい、ここでしかできない体験をしよう。
②お手軽!ホッキ貝むき体験
地元松川浦旅館の若旦那直々のレクチャーのもと、名産のホッキ貝をさばいて調理する体験プログラム。自らの手でさばいて食べる鮮度抜群のホッキの味は格別。
③磯ガニ釣り体験
原釜尾浜海水浴場となりの人工磯で、小さなカニが釣れるって知ってた?子どもから大人まで、初心者でも手ぶらで楽しめる磯カニ釣り体験。ガイドがコツを伝授します。
④ムーンロード・スターライト・カフェ
太平洋と松川浦の間に伸びる5.2kmの大洲海岸。余計な街灯はありません。月明かりのみに照らされる夜の海岸へ送迎し、満天の星空や波の音に包まれた空間でお好きなドリンクを提供します。
⑤炭火で焼いて食べる!「松川浦の浜焼き」体験
昔懐かしい松川浦旅館の光景。店先に並ぶ炭火焼のカレイやトウモロコシなどの浜焼きの香りにわくわくしました。そんな「松川浦の浜焼き」が復活。炭火起こしから串刺しまで、自分で丁寧に焼き上げた魚は絶品です。
主催者
事業者:松川浦ガイドの会(相馬市観光協会内 HP:https://soma-kanko.jp/)
住所:〒976-0042 福島県相馬市中村字北町55-1(千客万来館内)
住所:〒976-0042 福島県相馬市中村字北町55-1(千客万来館内)
お問い合わせ先
担 当 者:相馬市観光協会 担当:遠藤