海と大間の未来づくり実行委員会は、大間で獲れる白身魚(アブラメ)をミンチにして海藻を加えて作る揚げ物「大間アゲ魚っ子」を提案しました。料理家栗原心平氏監修によるモデルレシピや、実行委員会提案の基本レシピの他、飲食店等で独自の工夫を凝らしたメニューも考案しています。11月20日(土)から30日(火)まで、大間町及び近隣の飲食店や宿泊施設等20店舗にて提供を開始します。11月26日、27日の第29回大間町産業祭では、実行委員会が大間アゲ魚っ子メンチカツのふるまいを行います。この商品は、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。※本プロジェクトでは、魚っ子を方言で「さがなっこ」と読みます。
大間アゲ魚っ子とは?
3つのルールで、おいしいレシピ開発
皮や、皮と身っこの間や骨にも、うまさや大事な栄養があるから、皮や小骨ごとミンチにしたものを使います。
②津軽海峡で採れる海藻も使うべし
海の肉(魚)と海の野菜(海藻)の両方を使って、津軽海峡を感じてもらうべし。海藻には、ミネラルや食物繊維がいっぱいです。
③気分が上がるアイディアをプラスして、アゲ(揚げ)まぐるべし
衣に味をつけたり、ソースをオリジナルでつくったり、各店で気分をアゲアゲにするひと工夫をほどこすべし!「海の未来へ!レッツフライ!」という思いを込めて、揚げまぐるべし!
マグロの町大間でなぜ今アゲ魚っ子なのか?
1つは、温暖化や海洋環境の変化などによって、それまで獲れてきたイカなどが不漁。 2018年からスタートした国際的な漁獲規制のため、 思うようにマグロが獲れない状況にも関わらず、他の魚には値が付かず。海のために漁師のために、何か手を打たなければならない待ったなしの状況です。
もう1つは、子どもたちの魚離れ。大間には学校給食がなく食育の機会が乏しいため、特に若い世帯から魚離れが進んでいます。海の町の子どもたちなのに海への興味関心が薄く、このままでは海の食文化すらなくなる、というぎりぎりのタイミングを迎えています。
そこで、目の前の海で獲れるのに注目されることのない白身の魚に着目。魚をあまり食べなくなった子どもでもなじみやすいようフライドフィッシュ(揚げ魚)にして、「子どもたち」から「多様な魚を地産地消でおいしく食べる」というムーブメントを「楽しく」起こしていきます!名付けて!「大間アゲ魚っ子」キャンペーンを展開します!今こそ、多様な海の宝を守り、大間の子が海のことを知って育っていくためにも、地域で取れる魚を楽しくおいしく食べるムーブメントや文化づくりが必要なのです!
大間町及び近隣の飲食店等20店舗で、大間アゲ魚っ子ミンチを提供開始!
第29回大間町産業祭でふるまい!
場所:大間町総合開発センター(大間町大字大間字奥戸下道 20-1)
ふるまい個数:両日100個ずつ
時間:9時から。なくなり次第終了。
イベントHP:https://oma-wide.net/event/sangyosai2021/
海の未来へLet'sフライ!
・津軽海峡こども漁場探検隊(9月5日実施)
・奥戸小学校にて、「魚っ子カツのコッペサンド」大間アゲ魚っ子ランチ(11月19日予定)
・大間小学校にて、料理家・栗原心平氏による「魚っ子カツのコッペサンド」の調理実習、及び海の食育授業(11月22日予定)