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【開催】多摩美術大学が「記憶の道」シンポジウム「石の物語 Stone Story」

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多摩美術大学 アートとデザインの人類学研究所主催 第2回「記憶の道」シンポジウム「石の物語 Stone Story」11月10日(金)多摩美術大学 TUB(東京ミッドタウン・デザインハブ内)/YouTubeライブ配信

多摩美術大学は、11月10日(金)、多摩美術大学TUB(東京ミッドタウン・デザインハブ内)で第2回「記憶の道」シンポジウム「石の物語 Stone Story」を開催いたします。

「記憶の道」シリーズとして第2回となる本年度のシンポジウムは、「石の物語」をテーマに開催します。 石器の発明から建築の素材にいたるまで、「石」はつねに人間とともにあり、その歴史と記憶を伝えてきました。文字が刻まれ、石像が掘り出される石は、人類にとって、デザインとアートの礎でもあります。 今回は美術家・雨宮庸介氏をゲストに迎え、アートとデザインの人類学研究所所員の港千尋(情報デザイン学科教授)、椹木野衣(リベラルアーツセンター教授)、佐藤直樹(グラフィックデザイン学科教授)、金沢百枝(芸術学科教授)、および図書館情報センター長の安藤礼二(芸術学科教授)とともに人間の創造性を永い時間のなかで眺めながら、わたしたちの現在を議論します。

会場参加は事前申込制で、YouTubeでのライブ配信も行います。参加無料です。

目次

第2回「記憶の道」シンポジウム 「石の物語 Stone Story」開催概要

日時  2023年11月10日(金)19:00〜21:00(開場 18:40)
会場  多摩美術大学TUB ※YouTubeライブ同時配信
     東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー5F
     (東京ミッドタウン・デザインハブ内)
交通アクセス:https://tub.tamabi.ac.jp/access/
※参加無料

登壇者:
雨宮庸介(美術家)
港千尋(写真家、アートとデザインの人類学研究所 所長)
椹木野衣(美術批評家、アートとデザインの人類学研究所 所員)
佐藤直樹(デザイナー・画家、アートとデザインの人類学研究所 所員)
金沢百枝(美術史家、アートとデザインの人類学研究所 所員)
安藤礼二(文芸評論家、図書館情報センター長)

・会場参加について
定員:30名 会場参加は事前申込制です。
会場参加をご希望の方はフォームよりお申込みください▶︎ 申込フォーム
※参加申込は先着順での受付。申込が定員に達し次第、募集を締め切ります。
※会場に到着した方から順番に着席、座席自由。
※当日はYouTubeでのライブ配信あり。

・プログラム
9:00~19:05 
オープニング・所長挨拶(港千尋)
………………………………
●前半(19:05〜19:50)
[基調講演]  港千尋「石が語るとき」
[ゲスト講演]  雨宮庸介「「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」とは何か?」
………………………………
休憩
………………………………
●後半(19:55〜20:55)
トークセッション
モデレーター:港千尋
コメンテーター:雨宮庸介、椹木野衣、佐藤直樹、金沢百枝、安藤礼二
………………………………
20:55~21:00 
クロージング
※プログラムや発表内容は、都合により変更する場合がありますのでご了承ください。


・登壇者プロフィール

雨宮 庸介|Yosuke Amemiya
1975年茨城県生まれ。山梨県在住。第15回グラフィックアート『ひとつぼ展』グランプリ。現公益財団法人江副記念リクルート財団の奨学生として2011年に渡欧し、2013年Sandberg Institute(アムステルダム、オランダ)修了。2014年度文化庁新進芸術家海外研修員としてアムステルダム、その後ベルリンに滞在。2014年から3314年まで行われるプロジェクト「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」を開始。2022年に帰国。現在、日本を拠点に活動。
主な個展に『雨宮宮雨と以』BUG、東京(2023)、『H&T. A,S&H. B&W. (Heel&Toe. Apple,Stone&Human. Black&White.)』SNOW Contemporary、東京(2021)、主なグループ展に『土とともに 美術にみる〈農〉の世界―ミレー、ゴッホ、浅井忠から現代のアーティストまで―』茨城県立近代美術館(2023)、『Reborn-Art Festival 2021-22』日和山公園 旧レストランかしま、石巻(2021)、『りんご宇宙―Apple Cycle/Cosmic Seed』弘前れんが倉庫美術館、青森(2021)など。

港 千尋|Chihiro Minato
写真家。多摩美術大学教授、アートとデザインの人類学研究所所長。芸術の発生、記憶の予兆などをテーマに制作と研究を続けている。著書に『記憶――創造と想起の力』『インフラグラム――映像文明の新世紀』『風景論――変貌する地球と日本の記憶』など多数。「第2回浪漫台三線藝術季」(台湾)国際キューレーター

椹木 野衣|Noi Sawaragi
美術批評家。多摩美術大学教授、アートとデザインの人類学研究所所員。1991年に最初の評論集『シミュレーショニズム』を刊行、他に『日本・現代・美術』『後美術論』『震美術論』など多数。福島県の帰還困難区域で開催中の「見に行くことができない展覧会」“Don’t Follow the Wind”では実行委員を務める

佐藤 直樹|Naoki Sato
デザイナー、画家。多摩美術大学教授、アートとデザインの人類学研究所所員。1994年に『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年アジール・デザイン(現アジール)設立。2012年から絵画制作へと重心を移す。「東京ビエンナーレ」クリエイティブディレクター。

金沢 百枝|Momo Kanazawa
美術史家。多摩美術大学教授、アートとデザインの人類学研究所所員。主な著書に『ロマネスクの宇宙 ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む』『ロマネスク美術革命』『イタリア古寺巡礼 』シリーズなど。『工芸青花』でロマネスク美術や西洋工芸について連載中。

安藤 礼二|Reiji Ando
文芸評論家。多摩美術大学教授、図書館情報センター長。大学時代は考古学と人類学を専攻。出版社の編集者を経て文芸評論家として活動。主著に『神々の闘争 折口信夫論』『光の曼陀羅 日本文学論』『折口信夫』『大拙』『列島祝祭論』『縄文論』『井筒俊彦 起源の哲学』など多数。現在、『群像』で「空海」を連載中。

アートとデザインの人類学研究所について

「芸術」という営みを数万年におよぶ「人類史の時空からとらえなおす」研究をおこなっています。従来、考古学や文化人類学などの研究に限定されてきた人類の創造活動を、初めて総合的芸術研究の中で正面から対象化し「芸術学×人類学=アート・アンソロポロジー」として発進させたのがはじまりです(2006年に多摩美術大学芸術人類学研究所が開所)。芸術人類学とは、人類史の長大なスパンにおいて過去・現在・未来へと進むあらゆる「表現(リプレゼンテーション)」を、自然と人、人と物、人と人の「関係性において刻々に生成するもの」としてとらえ、そこから人の有機的な心身のはたらきを明らかにしていく行為です。そのため私たちは「アート&デザイン」「ヒューマニティーズ(人文科学)」「サイエンス(自然科学)」の3領域を結びつけ、わが国と世界の民族・文化集団の芸術の生成と展開を先史からみつめ探究しています。人が自然から恵みを受け、その心・知・術によって創造してきたもの表現の蓄積を掘り起こすことによって、私たちは21世紀の現在が最も必要としている、真の「生命力の再生」へ寄与していきたいと考えています。

アートとデザインの人類学研究所 所内
多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所紀要『Art Anthropology』(毎年3月末発行)にシンポジウム記録を掲載

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