生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェ(以下:「ポケットマルシェ」)は、東日本大震災から10年を前に、被災生産者の想いを消費者が知り、両者がつながる場を作る目的で「東北応援プロジェクト」を始動します。東北生産者の商品を買って応援する「3.11応援商品」を2021年2月17日(水)から販売するほか、農家や漁師とつながれる場として東北の生産者をゲストに迎えたライブコマース等のオンラインイベントを2021年3月6日(土)に開催します。また、地域貢献についてなど、被災生産者の今の想いを伝えるサイトも公開します。
背景
ポケットマルシェは、岩手県議会議員を務めていた高橋が、東日本大震災の被災地で生産者と消費者がつながることの意義を目の当たりにしたことがきっかけで立ち上げた企業で、2013年に食べ物付き情報誌「東北食べる通信」を、2016年に産直アプリ「ポケットマルシェ」を開始しました。震災当時、被災地では、被災した生産者と都市からボランティア活動のために訪れた消費者が交流する中で、生産者は食べものの裏側にある価値を消費者に伝えることができた一方で、消費者は自らの持つスキルやノウハウが目の前の生産者から必要とされることにより、やりがいを感じられる状況でした。この経験から、ポケットマルシェでは、生産者と消費者がお互いを知り、分断を越えてつながることが、両者の抱える課題を解決すると考えています。
「東北食べる通信」では、生産者に寄り添いながら毎月緻密な取材を重ね、食べ物の裏側にある人や地域などのストーリーを約100号発刊しており、また、4,700名の生産者が登録している「ポケットマルシェ」でも日々多様なストーリーが生産者により発信されています。生産者のストーリーを長年伝えてきたポケットマルシェだからこそ、被災地の今をより多くの人に伝え、生産者と消費者が直接つながる場を作ることで、過疎高齢化をはじめとした生産現場の課題解決を目指したいという思いから、この度、東北の被災生産者の10年を伝える「東北応援プロジェクト」を開始します。
東北応援プロジェクト 概要
1. 「3.11応援商品」の販売・特設サイトの公開
東北の被災生産者の出品商品を、「3.11応援商品」として震災から10年のストーリーとともに特設サイト上で公開しました。特設サイトオープン時点では、5名の生産者の商品(税込3,110円、送料別)を掲載しています。
掲載生産者・商品:
・三浦隆弘さん(宮城県名取市)
・兼澤幸男さん(岩手県上閉伊郡大槌町)
・菊地将兵さん(福島県相馬市)
・千葉豪さん(岩手県大船渡市)
・加藤絵美さん(福島県福島市)
2. オンラインイベントの開催
2021年3月6日(土)に、東北の生産者のストーリーと彼らが困難の中で作ってきた食材の魅力を伝え、また生産者と消費者がつながる場を作るべく、オンラインイベントを実施します。
イベント前半では、3名の生産者がライブコマース形式で、食材の魅力やその裏にあるストーリーを語ります。リアルタイムで消費者からの質問も受け付けます。イベント後半では、「食べる通信」をきっかけに生産者と深くつながり、第2の仕事として巻き寿司作家をはじめられた八幡名子さんに、「生産者の想いも巻き込む巻き寿司」の作り方を教わる料理教室をライブ配信します。
イベント詳細
実施日時: 2021年3月6日(土)13:00〜17:30
実施方法:「ポケットマルシェ」公式Facebook、YouTube、Twitterによる同時配信
参加方法: 「ポケットマルシェ」公式Facebook、YouTube、Twitterのいずれかにアクセス
参加費: 無料
ゲスト:
[ライブコマース]
・三浦隆弘さん(宮城県名取市/せり)
・加藤絵美さん(福島県福島市/米・ビール )
・兼澤幸男さん(岩手県上閉伊郡大槌町/鹿肉 )
[料理教室]
・八幡名子さん(巻き寿司作家 )
※ イベント詳細に記載の内容は、変更になる可能性がございます。
3. 「東北食べる通信」特集記事のweb公開
食べ物の裏側にある生産者のストーリーを深く掘り下げた、食べ物付き情報誌「東北食べる通信」の特集記事の一部をWeb上に公開しました。第1弾は、岩手県山田町で「赤皿貝」の価値を見出した漁師、佐々木友彦さんのストーリーです。