自治体からの依頼で関係人口創出のための講座など企画・運営を担当している『ソトコト』事業部の新人ディレクター3人が、謎の人物・キミネリからのミッションに奮闘しながら人と出会いローカルを知る少しドタバタの“関係人口”コメディストーリー。2回目の今回は山形県・金山町を舞台に、ローカルの魅力を発信します。
事業部のイトウが何やら難しい顔でパソコンを眺めています。
???「イトウ君、ローカルとのつながりづくりは順調かね?」
イトウ「その声は!」
キミネリ「また会ったね」
イトウ「キミネリさん!また、急に現れましたね!順調…なのかどうか。編集者として、地域のことを読者に知ってもらえるようには、どう発信すればいいのか悩んでいます。特産品や観光名所だけではなくて、何を伝えるのがよいのでしょうか」
キミネリ「パソコンに向き合ってばかりでは見つからないこともあるかもしれないね。ここに行ってみてはどう?その地域の魅力を発信する方法が学べるんじゃないかな?」
そういって、キミネリが取り出したるは日本地図。
東北地方を指差しています。
イトウ「山形県の金山町…?行ったことないですね」
キミネリ「期待しているよ。穴場の釣りスポット情報も待っているからね」
イトウ「よーし、頑張ります!」
数日後、早速イトウは新幹線に乗り込みます。向かうは山形県の北東部に位置する金山町。森林が町の4分の3を占める、自然豊かな地域です。
???「こんにちは、イトウさん。お待ちしていました!」
本間さん「キミネリさんから、今回イトウさんに金山の魅力を発信いただけると聞いています。このまちにはたくさんの美味しいものや、楽しい、綺麗があふれています」
丹さん「今日はまちをご案内するので、イトウさんが好きな金山町のポイントを見つけてください。まちのPRのためにも、お手伝いよろしくお願いします」
イトウ「自信はないですが…精一杯、頑張ります!」
挨拶もそこそこに、まずは本間さんによる金山町案内ツアーに参加します。
金山町は、江戸時代に宿場町として栄え、現在でも当時の風情を残す街並みが特徴的です。こげ茶色や黒色の切妻屋根で白壁を用いた歴史ある「金山住宅」や、石造りの農業用水路「大堰(おおぜき)」に錦鯉が泳いでいる様子など、、美しい伝統的な景観が広がっています。
本間さん「この実はなんだろー(パクッ)。イトウさんもどうぞ。」
イトウ「本間さん、ワイルドですね…。初めて見る実ですけど、(モグモグ)甘酸っぱくて美味しい!」
イトウ「街中でも採れるんですね。この木はクルミ?こっちにはリンゴの木もありますね。これはグミの実だ!」
気が付けば街中の植物に夢中になるイトウ。本間さんと「この実はジャムになるかな?」「この花はドライフラワーになりそう」などと盛り上がっていると、丹さんに「あの…お二人とも。そろそろ行きましょうか」とストップをかけられ、さらに散策していきます。
飲食店や商店、交流サロンをご案内いただき、お店の方々や学校終わりの子どもたちとも交流できました。
本間さん「こんにちはー!」
イトウ「本間さん!!!お休みの看板出ていますけど大丈夫ですか?」
???「あら、こんにちは!あなたたち、わざわざ東京から来たの?暑いだろうし、どうぞ上がって」
そんな阿部さんのお言葉に甘えて上がらせていただくことに。
その後も、現地の方々と触れ合うイトウ。
どう表現するかを考えながら、帰り際にホテルのロビーで目に留まったのは金山町のパンフレット。町内を案内してくれた地域おこし協力隊の本間さんが発行している、金山町のかわらばん『やんばい』です。
東京に戻ってきて早々、イトウは目の色を変えて、クレヨンやマジックペンを使いながら何やら集中しています。
なんとか今回のミッションをクリアしたイトウ。仲良くなった本間さんから御礼の手作り絵葉書をいただきました。東京に帰ってからも金山町の素敵なおもてなしを感じます。
イトウ「もちろん!…あ。(魚釣りの情報忘れた)」
ソトコトオンラインの新コーナー「ローカル三匹が行く」では、事業ディレクターの3人に依頼したいミッションを募集しています!自治体、まちづくり団体、NPO、一般企業など規模や形態に制限はありません。
「人手が足りないので手伝ってほしい」「困っていることがあって相談に乗ってほしい」「地域の魅力を発信してほしい」など、お気軽にお問い合わせください!ミッションをクリアする当日の様子を取材させていただき、後日ソトコトオンラインにて事後記事として掲載させていただきます。
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