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【宇都宮】100年以上地域に愛された老舗おでん屋が「文化交流拠点」に大転身!なぜか人が集まる“秘密基地”の全貌とは?

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「え、あのおでん屋さんが、こんな場所に!?」宇都宮市民に親しまれてきた老舗おでん屋「のんき」が、「文化交流拠点」として生まれ変わりました。解体寸前だった建物が、地域の人々の手によって息を吹き返し、今、新たなコミュニティの場として注目を集めています。本好きも、食いしん坊も、クリエイターも集まる、宇都宮の新たな“秘密基地”の全貌に迫ります!

目次

宇都宮の歴史を刻んだ「のんき」が、文化交流拠点に大転身!

宇都宮の釜川沿いで100年以上も地域に親しまれてきた老舗おでん屋「のんき」が、2025年6月に「人と表現が集まるところ のんき」として生まれ変わりました 。2018年に惜しまれつつ閉店したこの建物は、一時は解体寸前でした。しかし、「この場所を次の世代に引き継ぎたい」という、釜川のまちづくりに取り組む一般社団法人「釜川から育む会」の熱い思いに建物オーナーが共感し、地域住民や建築家、デザイナーらがともにワークショップを重ね、活用方針を検討 。昨年末から実施したクラウドファンディングで194人から240万円もの支援を集め 、2025年6月、ついに文化交流拠点としてオープンを迎えました。

宇都宮の釜川沿いに佇む「のんき」。

本と人が出会う場所! シェア型書店「Roji by KMGW BOOKS」 。

「のんき」の1階には、シェア型書店「Roji by KMGW BOOKS」がオープンしました 。ここでは、誰もが“本棚オーナー”になれる「ブックセラーズアパートメント(BSA)」が約60棚設けられています 。読書スペースや小規模イベントが行えるスペースも併設されており 、本を介して人々と出会い、新たなつながりが生まれる場所となっています 。棚主が「1日店長」として本の販売や紹介を行う仕組みも始まり 、本好きにはたまらない空間です。

シェア型書店「Roji by KMGW BOOKS」。棚にはさまざまなジャンルの本が並び、読書スペースも設けられている。

クリエイターが集まる“秘密基地”! レジデンス&多目的スタジオ。

「のんき」の2階は、クリエイターの活動をサポートする「アーティスト・イン・レジデンス」と「スタジオ」が整備されました。クリエイターは中長期間滞在して制作や発表活動ができ 、釜川周辺に新たな表現を生み出し、訪れる人々との交流を育むことができます。また、和室の雰囲気を活かしたレンタルスペース「スタジオ」では、ワークショップや読書会、アート展示、ポップアップイベントなど、さまざまな用途に対応 。地域内外の表現を支える拠点となっています。

2階のスタジオ。クリエイターが創作活動に打ち込んだり、イベントを開催したりできる。

食を彩る個性豊かな2つのテナントも。

「のんき」の1階には、食を彩る個性豊かな2つのテナントもオープンしました 。1つ目は、フレンチレストラン「音杢(おともく)」 。旧「のんき」のL字型カウンターを活かした和モダン空間で、自家栽培野菜と旬の食材を使ったおまかせコースを提供しています 。自然派ワインや、出汁で仕込んだ焼きたてフォカッチャも評判です 。

フレンチレストラン「音杢(おともく)」 。

2つ目は、焼き菓子店「と、お菓子。」 。ヨーロッパ風の店内に、ガレットやブールドネージュなど焼きたての甘い香りが広がり 、「だいまるクッキー」は贈り物としても人気です。

焼き菓子店「と、お菓子。」

「人と表現が集まるところ のんき」は、かつてのおでん屋「のんき」がそうであったように、「このまちらしさ」や「自分らしさ」を持ち寄りながら、日常の中で表現を楽しみ、それを分かち合える空間「文化交流の拠点」として発展していくことでしょう。ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

Photo 1, 3, 4, 5 / KOSUGI Takuya

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