ローカルプロジェクトを始めてみたい、関わってみたいという人に向けたおすすめの本を知った後は、実際の事例に触れてみてはいかがでしょうか。場づくりや農福連携、教育、自然、ユニークなプロダクトなど、知らなかった地域の顔が見られる、そんなプロジェクトを集めました。
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オンラインおやこ保育園
『こどもみらい探求社』が主催する、親子で参加できる全10回の連続講座。コロナ禍前は対面形式で行っていたが、オンラインかつ無償化となりパワーアップした。講座の前半は、家にある身近なものなど、テーマに沿った素材で子どもと遊び、大人はその様子を観察し合うことで、日頃気づかないような学びを得る。そして後半は親が主役となり、“自分らしい子育て軸”を見つけていくためのレクチャーや対話を重ねていく。この時間を通して、オンラインとは思えない信頼関係が育まれ、強固なコミュニティになっていくのが特徴だ。自宅から参加でき、より便利になったと好評のようだ。
大阪ええまちプロジェクト
「大阪ええまちプロジェクト」は、大阪府の福祉部が行っており、大阪府内の介護予防・生活支援に関わる活動をしている地域団体やNPO支援するプロジェクト。さまざまな経験・スキルを持ったビジネスパーソンやクリエイターが、「プロボノ」として地域団体の地域課題解決のサポートを行っている。また、府内の各地域に配置された「生活支援コーディネーター」たちが、高齢者の生活支援や介護予防の活動立ち上げや継続の手助けをしたりと、いくつになっても元気でイキイキとした暮らしができるように、「ええまち」を目指したまちづくりを行っている。
text by Hiroya Honma(SOTOKOTO)
記事は雑誌ソトコト2022年3月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。