2021年に埼玉県・小鹿野町で本格スタートした『おがの発・大人の学校』は、地域の誰もが自由に参加できる、学びのプログラムだ。「小学校教員として働いた後、デンマークの成人教育機関の『フォルケホイスコーレ』に留学したのですが、そこで生徒たちも教員たちも、これ以上ないほどに学校生活を通じて人生を謳歌していました。その姿に大きな刺激を受け、日本でも教育を通じて、時代に新しい光を投げかけたいと考え、意気投合した仲間と一緒に立ち上げました」と、代表の宇佐川拓郎さんは話す。
授業内容は、生き物と出合う散歩の授業、夢を描いてみる授業、農業をやってみる授業、都内の大学生が地域調査の結果を発表し、住民と共に学び合う授業など非常に多彩だ。参加者は価値観を広げながら、自身への理解を深め、日常生活や地域社会をより楽しくする方法を学んでいる。
目次
教えてくれた人
text by Miho Soga
記事は雑誌ソトコト2023年5月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。