自分で登って見てきた山の景色をハンカチに仕立てる。そんなプロジェクト「MOUNTAIN COLLECTOR(マウンテンコレクター)」がゆっくりと進んでいる。手掛けているのは、自らを「山岳収集家」だと話すデザイナーの鈴木優香さん。「登山を始めたのは2011年でした。自分の足で登らないと見えない美しい景色や、まちとはまったく違う静かな空気の流れに魅せられましたね。山にいると目の前の景色に集中してスッキリできるんです。初めは登るのがつらかったんですが(笑)、余裕が出てきて『日記のように記録を残そう。二度と出合えないかもしれない景色を集めよう』と思い、父から譲り受けたフィルムカメラで心が動かされたときに撮るようになりました」。
鈴木さんが「山の景色の魅力を生かせて、存在感があり、日常でも使える最小限のプロダクト」だと感じたのが、ハンカチだった。「自分が見た景色が、人の生活のなかで生きていくのがうれしいです」。
\ここがオススメ/
ファッションなど使い方はいろいろ!
ハンカチとして使うほか、スカーフにしたり、バッグに結んだり、壁に飾ったり、いろいろな使い方ができる。男性にもオススメ。
「MOUNTAIN COLLECTOR」のハンカチ
山の景色をハンカチに仕立てるプロジェクト。素材は綿で、サイズは大判の50×50センチ。薄手できめ細かいつるつるとした表面が特徴。すでに50種類が製作され、売り切りで販売されている。洗濯機にて洗濯可。オンラインショップのほか、『shibuya publishing & booksellers』などで販売中。●2160円(MOUNTAIN COLLECTOR mountaincollector.com)