今、クラフトビールに続いて注目され、にわかにブームとなっている「クラフトジン」。ジンはジュニパーベリーなどを使った蒸留酒のこと。クラフトジンは、その土地由来の素材で香味付けをして個性を引き出す少量生産のお酒で、世界各国で造られている。
今回オススメしたいのは、2017年11月に発売された和歌山発のクラフトジン「槙-KOZUE-」。このお酒の大きな特徴である、高野槙という針葉樹の葉が使われていることが商品名の由来の一つだ。「高野槙は和歌山の高野山に多く自生していて、地元の人にとって馴染みのある樹木です。これに着目したスタッフが2016年に開発を思いたち、試作を重ねてようやく完成しました。47度と度数が高いお酒ですが、炭酸などで割ると飲みやすいんですよ」。そう話すのは、製造・販売を行う『中野BC』で商品開発に携わる妹尾綾さん。高野槙や柑橘などから生まれる清々しい香り。女性やお酒に強くない人にも勧められる一品だ。
\ここがオススメ/
割って飲んでも、森林の香りを楽しめる。
ビギナーには、炭酸割りのほか、トニックウォーターで割る「ジントニック」やジンジャーエールで割る「ジンバック」がオススメ。
槙-KOZUE-
和歌山発の“和製クラフトジン”。高野槙による清らかな森林の香りが、温州みかんの華やかな甘い香りとレモンのスッキリとした爽やかな香りと上品に混じり合う。和歌山県産の山椒がアクセントになり、後味をキリッと引き締める。オンラインショップのほか、『成城石井』の各店(一部店舗は除く)で販売中。●700ml/2916円(中野BC http://shop.nakano-group.co.jp/shopbrand/ct181/)