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特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド

東京都市大学都市生活学部准教授・坂倉杏介さんが選ぶ「ウェルビーイングを感じる本5冊」

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1. こんなまちに住みたいナ─絵本が育む暮らし・まちづくりの発想

コミュニティデザインに携わり、絵本コレクターでもある著者が、読むことを通してまちや暮らしを考えることができる絵本を紹介した一冊。これを読みながら、ウェルビーイングなまちや地域づくりに思いを馳せてみてください。

坂倉杏介

書籍情報

著者:延藤安弘
出版社:晶文社
発売日:2015/3/30

2. 日常的実践のポイエティーク

私たちは誰かがつくった空間で生きています。ところがこの本では、自分たちで空間をつくれないまでも、戦術的に空間を使いこなし、さまざまな価値を生み出すことができると述べています。暮らしの活力が湧いてきます。

坂倉杏介

書籍情報

著者:ミシェル・ド・セルトー著、山田登世子訳
出版社:国文社
発売日:2021/3/12

3. 「聴く」ことの力─臨床哲学試論

ウェルビーイングを得るには、他者と共感的に関わることも大事。その方法が、聴くこと。相手の言葉を聴くことは、相手の存在を認めることでもあり、相手から学ぶことでもあるのです。しゃべりすぎる自分への戒めも込めて。

坂倉杏介

書籍情報

著者:鷲田清一
出版社:TBSブリタニカ
発売日:1999/6/30

4. 麦ふみクーツェ

体の大きな男の子が、音楽を通じていろいろなことを経験する物語。変わった人や凸凹した人も登場し、その多様性やユニークさ、存在のかけがえのなさに愛おしさを感じます。私の“号泣小説”ベスト3に入る一冊です。

坂倉杏介

書籍情報

著者:いしいしんじ
出版社:理論社
発売日:2002/6/1

5. 場所─二重世界内存在

私たちが生活している世界は、もう一つ外側に「絶対無」のような大きな場所があるという西田幾多郎の哲学をわかりやすく解説。その、大きな場所とも接続しながら生きることで、ウェルビーイングが感じられる気がします。

坂倉杏介

書籍情報

著者:上田閑照
出版社:弘文堂
発売日:1992/9/1

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