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場づくり・コミュニティ

連載 | NEXTSTAGE まちのプロデューサーズ2.0

社会課題に参加するきっかけを生み出す場所に。

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目次

ゴミ拾いを通して原宿に関わり続ける『greenbird』だからできる場づくりがスタートします!

お話を聞いた人

福田圭祐さん 『greenbird』副代表

 この度、グリーンバードは10月上旬、原宿の真ん中に『subaCO』というコミュニティスペースをオープンすることになりました。今回は特別に、このプロジェクトを進めている『greenbird』副代表の福田圭祐と話をしたいと思います。

横尾 改めてこの場所を簡単に説明してください。

福田 社会貢献や寄付を始めるきっかけとなるコミュニティスペースです。ある団体の調査によると、日本の寄付への意識は、世界160か国中1‌14位だそうです。一方で、僕たちが住むまちにはたくさんの社会課題がある。『subaCO』に来ることで、多くの課題やそれらを解決しようとする団体があることを知り、活動を支えるサポーターになるきっかけを提供できればと思っています。原宿に住む人だけではなく、働く人、買い物に来る人、原宿が好きな人など、さまざまな人が集う場所にしていきたいです。

横尾 寄付や地域コミュニティに参加するハードルを下げようというのがコンセプトだけど、それは『green
bird』も同じだよね。

福田 はい。僕たちが日々、国内外の86チームで行っている清掃活動には、手ぶらで、申し込みなしで参加できます。誰でも思い立った時に、気軽に来られる空間づくりを目指しています。最初の一歩が踏み出せれば、あとは自動的に地域コミュニティにつながって、まちの問題に気づき、解決できる人になる。『subaCO』という名前も、人や寄付が集まることで、新しいモノやコトが次々と生まれ、そこから巣立ってほしいという意味を込めて名付けました。

横尾 充電とイベントがメインの場所なんだよね。

福田 昼は、充電をしながら社会課題を知ることができる場所です。スペースには、さまざまな社会課題を解決している団体のパネルを並べてあります。応援したいと思うパネルの下に設置された携帯電話の充電スペースを利用することで、その団体にお金が寄付される仕組みになっています。また、夜は毎日、テーマを決めて、人がつながるきっかけをつくるイベントを開催する予定です。SNSのフォロー文化は、自分の好きな人や身近な人としかつながりませんが、そこに行くといつでも新しいことに出合える。逆説的ですが、スマホを置いて、ここに来てどんどん刺激を受けてほしいと思います。

横尾 最後に、この企画にかける思いや今後の展開について教えてください。

福田 私自身は高校生の時、大学推薦入試の内申を上げようとな思いで『greenbird』の活動に参加しました。するとそこにはミュージシャン、美容師、学校の先生など多様な職種の人がいたんですよね。部活と勉強の日々を送る毎日だった自分には、新たな出会いがとても刺激的でした。今では新卒で入った広告会社を辞め、副代表を務めています。ごみ拾いから多くの人とのつながりができ、それが私の財産になっているように、このスペースでも、出会いをたくさん生み出せたらと思います。まちの人々や企業とタイアップしたイベントを開催しますが、皆さんのアウトプットの場としても使ってほしいです。ソーシャルグッドなイベントを開催したくても場所がない、そんな人は気軽にご相談ください!

取材後記

 グリーンバードが生まれた原宿・表参道に、僕たちの新しい拠点が誕生します。社会活動に参加する人をもっと増やしていくための場所。ふとした時に気軽に立ち寄ると、自然と社会やまちの課題に気づき、いつの間にかそれを解決するためのプロジェクトに巻き込まれてしまうような、そんな場所がつくれたらと思っています。

 この企画のリーダーは、高校生の時から『greenbird』に参加し、今では副代表になった福田くん。自らの原体験をもとに、ごみ拾いの後に誰もが気軽に集い、交流をもてるような、また自分にとって大事な人と自然と出会えるような空間にしてほしいと思っています。ホームページでもご確認いただき、皆さん、ぜひ一度遊びに来てください!(横尾)

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