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ソトコトペンクラブ

移住者視点の高知

saka

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まずは自己紹介を兼ねて……。

私は昭和から平成に変わる年に就職で高知にやってきました。両親は大阪の人で、高知に来たのは採用試験の時が初めてでした。あれから35年、ずっと高知県に住み、結婚もして本籍も高知にしました。でも、自分はまだまだ移住者の気持ちで高知の良さを発信していきたいと思っています。

高知に来る小3までは大阪堺に住んでおり、その後は東京の町田にいました。堺は都会で緑も少なく、それでもわずかな空き地で虫を採り、池で釣りをしていました。町田に越していちばん思ったのは、自然が豊かだということでした。

そこで、堺では採れなかったクワガタやカブトムシを初めてこの手にした喜び、近くの川で釣ったオイカワの美しさに惹かれてどんどんのめり込んでいきました。大好きな魚のことを学びたく、水産系の大学に進み、卒業が迫ったときに「高知に来ないか」と声がかかり、1も2もなく「行きます」と即答し今に至ります。

高知では最初に室戸市に赴任しました。それまでの自分の持っていた室戸のイメージは、田舎で街には小さなスーパーが1軒だけあるんじゃないかみたいなものでした。しかし行ってみると、スーパーは2軒あるし、ほか弁もあるし……。

当然人が住んでるわけですし、学校も病院もあるわけです。そんな感じで始まった室戸ライフ、自分にはパラダイスでした。

最初に住んだ家のすぐ下は川で、オイカワがウジャウジャ、毎日仕事終わりにフライで楽しんでました。たぶん、地元の人からは変な人が来たとみられていたに違いない。

次に住んだ家のすぐ裏手には磯が広がっており、エギングなんて言葉がないころからアオリイカを餌木で釣って、休みには海に潜って釣りをしてと、このころの経験が今の自分の生活の基礎をつくってくれたといえます。

ここでも釣りを中心にした生活でしたが、高知移住20年の「高知成人式」を自ら祝うために、アカメ釣りを含めた海にも目を向け始めました。アカメは思っていたより浦戸湾にはいて、本気で狙うとその年のうちにファーストアカメを釣ることもできました。

この日は衝撃的で、何度かヒットがあり、バラしたのち、合わせを強く入れるというか、アタって竿をあおったら2~3歩下がるようにするとキャッチできました。しかもそいつにはシマシマが! 近寄ると目が赤い! やったやったと写真を撮りリリースが終わると冷静さが戻り「1匹釣れたら群れでいるから」との先輩の言葉を思い出し、キャストを続けると、その日のうちに6本キャッチ! 幻が幻でなくなった瞬間でした。

それからはのめり込んでしまい、ほかの釣りにも手を出し、いろいろやるうちに、高知の海、川、自然の豊かさを再認識している次第です。

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