あけましておめでとうございます

ソトコトペンクラブをご覧の皆さま、あけましておめでとうございます。

ソトコト編集長指出一正様＆スタッフの皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。「かっこいいピンバッジ」受け取りました。嬉しいです。ソトコトペンクラブのメンバーの証を頂き、まだ実際にお会いしたことのないメンバーの皆様とも心が近くなったような気が致します。シンボルであるコハクチョウに込められた意味もとても気に入っています。

新刊『オン・ザ・ロード 二拠点思考』のご出版、誠におめでとうございます。今年は時間を作って読書も加速したいと思っておりましたので、一冊目はこちら、と楽しませていただきます。

熊本の大地

2025年はどこから旅を始めよう？　年末は家族で風邪に苦しみ、日頃元気な私も久しぶりに辛い思いをしました。実家の両親にまで移り、それはそれは強力なウィルスでした。息子と夫はインフルエンザにも罹りました。心身ともに弱り参ってしまった私は、温泉に入って癒されたい、そして大地のエネルギーをもらいたい、と家族に訴え、それなら九州、綺麗な水と阿蘇の大地を走ればパワーチャージできる、今回は熊本だね、と行き先を決めました。

熊本市のミュージックシーン、とっても熱いようです

熊本市では私の所属する音楽ユニット「オトのハコブネ」のメンバーであり、大先輩ミュージシャンのパーカッション今野多久郎さんが熊本市MICEアンバサダーを務めておられ、お正月から魅力的なイベントが目白押し。本来であれば熊本城を目指し、イベントにも参加したかったのですが、2歳の息子を抱える身ゆえ、色々あります（笑）。

欲張らずに、今回の目的は身体を癒す、これだけ。

南阿蘇、白川水源

新しくなった阿蘇くまもと空港を抜け、南阿蘇へ。目指すは白川水源。名水100選にも選ばれている熊本県を代表する水源地です。初めて訪れた時から何度も何度も、機会があればここに来ています。夫もこの場所が好きで、とても気持ちが良いんだそうです。水温は14度。1月の外気温は低くても、水はそこまで冷たく感じません。味はとってもマイルドで、美味しいねぇと息子。水の味もわかるのね、ツウだわ、と私。

杖立温泉（熊本から大分へ）

湯に入りて病なおれば

すがりてし　杖立おいて

帰る諸人　（弘法大師）

空海の読んだ歌が杖立（つえたて）温泉の由来の一つになっているのだそうです。ここは熊本県阿蘇部小国町と大分県日田市両県に広がる温泉です。杖立川の渓谷は雄大で美しく、泳ぐ魚の姿も、獲物をとる水中の鴨の泳ぎまでもはっきり見えるほど、川の水はとても綺麗です。ゆっくり温泉に入り、みかん、ポンカン、パール柑、近くの道の駅でさまざまな種類の柑橘類を買いました。それから都内のスーパーではなかなか見かけない良質な原木椎茸も。（主婦目線）

長湯温泉（大分県竹田市）

杖立温泉から車で1時間、大分県竹田市にやってきました。長湯温泉です。炭酸濃度、湧出量、温度から世界屈指の炭酸泉、日本有数の炭酸泉です。体にシュワっと炭酸の気泡がつくのも面白いですし、口に含めばもちろん炭酸の味がします。野口雨情や与謝野晶子、文化人も多く訪れています。

竹田市は「ヘルスケアツーリズム」を提唱、ここでは日本初となる長期滞在の経費を助成する「温泉療養保険制度」が導入されています。良質な炭酸泉という魅力と予防医療、健康づくりに本気で取り組む姿勢が、健康オタク＆家族の健康を願う私にはグッときます。

別府温泉、湯布院、黒川温泉、全国的に有名な温泉エリアの真ん中に位置しながら、観光地としての華やかな温泉街とは一線を画す、落ち着いた雰囲気がとても好きです。

2025年スタート

綺麗な水は何より体を元気にします。

広大な大地に抱かれエネルギーをもらい、夕陽を見て、温泉に浸かり、美味しいものを食べ、とても癒されました。車で走りながら阿蘇の山々を見て、おしゃべりがとっても上手になってきた息子から「山が走ってるね」と。

山笑う、は明るい山の感じを表現する春の季語ですが、息子の「山走る」はいかがですか、とかつてこちらの名湯を訪れた文豪たちに問いかけながら、深夜駆け込みで投稿させていただきます！

会員No.40 フルーティスト横田美穂、本年もよろしくお願いいたします。