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サスティナビリティ

SDGsと地球環境系プロジェクトガイド。vol.7

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サスティナブルで地球にやさしい、未来をつくる取り組みやものがどんどん増えています。ここでは、そんな魅力あふれる団体や取り組みの紹介とともに、各団体の方が愛用・おすすめするエコでサスティナブルなアイテムも併せてご紹介します!

目次

くすの木自然館

 鹿児島県の自然観察指導員は、それぞれが自然体験活動を行っていたが、環境問題に注目が集まるようになってその需要が高まったことから、2000年に姶良市で『くすの木自然館』を設立。生物多様性のある持続可能な社会を引き継いでいくため、環境教育や調査・研究などの事業を行っている。

 「元々は公民館などで自然環境に関する講座などを開いていましたが、興味のある人しか参加しない。これからの社会においては、自然に対する感謝の念をすべての人が持つことが大切だと考え、学校教育に取り入れるよう県に働きかけました」と『くすの木自然館』専務理事の浜本麦さんは説明する。県内の小・中学校に通う子どもたちに対して生き物の名前を教えるのではなく、生き物の生態や環境との関係、さらには生物の連鎖までを伝えて、最後に未来について考える時間を設けるようにしているという。

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子どもたちに環境や海の生態系を説明する浜本さん。
 また、県内北部の錦江湾を対象に水生生物、川、鳥類、魚類の調査・研究にも力を入れて取り組んでいる。「開発に伴う環境調査となると10年に一度ぐらいの実施に。環境の変化を追い、最新データを把握するためにも調査を続けています」。エコツアーの際には、参加者にこれらの事実を伝えていくことも大切にしている。
鹿児島県に今ある景色は当たり前ではなく、育んできた歴史があることがまち歩きや自然観察を通じて学べるよう「かごしま景観学習」のプログラムを手がけ、2018年から小学校で取り入れられている。
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ときには山に入り、トレッキングやバードウォッチングなども。
 また、自然環境が豊かな地域に対して自然が誇りであるという意識が生まれるよう、未来のことを考えて経済活動をする人が得をするような仕組みづくりも行っていくという。

http://kusunokishizenkan.com

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専務理事 浜本 麦さん。

おすすめアイテム

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右/「ピーコック」のマイボトル。10年以上使い続けている。左/破れた手ぬぐいをリメイクしたマイバッグ。「SDGsの考え方としては、新しいものを買うより、使えるものは長く使う、壊れたら直して使う、ということだと思っています」と浜本さん。
text by Mari Kubota & Hiroya Honma(SOTOKOTO)
記事は雑誌ソトコト2021年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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