東京農業大学学術情報課程教授/東京農業大学『「食と農」の博物館』・学芸員|木村李花子さんの選書

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド | 東京農業大学学術情報課程教授/東京農業大学『「食と農」の博物館』・学芸員|木村李花子さんの選書 3〜5

2022.01.15

3. 写真で綴る 昭和30年代農山村の暮らし ─高度成長以前の日本の原風景

昭和30年代の農村の風景を、そこで暮らす人々とともに撮影した写真集です。今ではもう見かけない「鳥追い」などの姿が魅力的です。牧歌的ともいえる風景は、現代の我々からすると昭和以前の世界にも見えますね。

書籍情報
著者:武藤 盈、須藤 功
出版社:農山漁村文化協会
発売日:2003/3/1

4. 馬耕教師の旅 ─「耕す」ことの近代

かつては権威や富の象徴だった馬の力を農業技術のひとつとして取り入れた馬耕は、明治時代においては革命的なことでした。犁を一本かついで農村に赴き、馬耕を指導した「馬耕教師」たちを丹念に調査しています。

書籍情報
著者:香月洋一郎
出版社:法政大学出版会
発売日:2011/4/8

5. ものと人間の文化史 藁 Ⅰ・Ⅱ

日本に稲作農耕が根づいてから2000年あまり、日本人にとって最も馴染み深い素材だった藁。住居、民具、宗教など生活領域の至るところに及ぶ風土に根ざした使い方を研究し、日本文化の原型として捉えた本です。

書籍情報
著者:宮崎 清
出版社:法政大学出版会
発売日:1985/12/1

photographs by Yuichi Maruya text by Sumika Hayakawa

記事は雑誌ソトコト2022年1月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。