“縁結びの国”として有名な島根県出雲市。実は、“医薬の国”でもあることを知っているだろうか。出雲大社の祭神・大国主大神は医療神であり、約1300年前に編纂された『出雲国風土記』には数十種の薬草が記されている。2021年春、そうした歴史を背景にスキンケアブランド「kiu祈雨」が誕生した。ブランド名には、「土地を清め植物を育てる優しい雨のように、肌に潤いを与える商品を届けたい」という思いが込められている。
　
提供するのは、長年出雲で勾玉をつくり続けてきた『めのや』。敷地内に湧く玉造温泉水と神話に登場する野草を組み合わせ、化粧石鹸などを製作している。開発の際に大事にしたのは“共創”。県内の生産者に直接会いに行って素材を調達し、石鹸デザイナーの木下和美さんをはじめクリエイターと相談を重ねて製作したという。「とても肌に優しい処方で、乾燥性敏感肌の私も肌が粉をふかなくなりました。いたわるような優しい香りも気に入っていただけると思います」と、ブランドマネージャーの松本麻子さん。一日の終わり、自分の肌に“祈りの雨”を降らせてはみては。

出雲和漢×玉造温泉水石鹸
鉱物油・防腐剤・合成着色料・合成香料・パラペン不使用。「禊」は自然の山水で育てたまこも、「縁」は無農薬のやまもも、「清」は伝統製法でつくった塩を配合している。『キナリノモール（現在準備中）』などのオンラインストアのほか、『えすこ出雲大社前店』、『中川政七商店』などで購入可能。

●2970円（めのや　https://kiu-izumo.com）