想いが詰まった、特別なおやつ。
この商品の立案者は、新潟県十日町市に住む、佐藤可奈子さん。大学時代に農業体験に参加し、農業の魅力に惚れ込んで卒業後に移住、就農した。慣れない農業で大変だった日々を癒してくれたのは、周りの人たちと、さつまいもだった。その魅力を多くの人に伝えたいと思った佐藤さんは、2013年に干し芋の加工をスタート。じわじわと人気が出て、5年後には仲間の女性農家と一緒に会社を設立。事業に全力を注いでいる。ストーリーを知り、干し芋を噛むたびに温かい気持ちになる理由が分かった。次はどんな干し芋が生み出されるのか、今から楽しみだ。
そが・みほ●雑誌やウェブサイト向けに、環境に関する取材、執筆などを行っているエコライター。私生活では2009年と2012年生まれの2児の母でもある。現在、富山県在住。
photograph & text by Miho Soga
記事は雑誌ソトコト2022年5月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。