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サスティナビリティ

連載 | KAWAIIは地方を救う♥

いま若者に人気のクラウドファンディング会員制レストランとは?

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 こんにちは!『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。この連載では、女性に流行りのモノ・コトが「女性のココロをつかむ理由」を分析して、地方創生に活かせないものかと検討中……♡

 今月は、いま話題の「クラウドファンディング会員制レストラン」を例に、IGP(イマドキ女子がグッとくるポイント)をとらえてみようと思います。

 インターネットを使い、不特定多数の人々や組織に呼びかけて資金を集め、プロジェクトを実現させていくクラウドファンディング。この仕組みを利用して開業する「クラウドファンディング会員制レストラン」が今、続々登場しています。この形態の飲食店の特徴は、プロジェクトを支援してくれた人へのお返しに「会員権」を発行すること。つまり、お金を出した瞬間、そのお店は「俺たちの店」になるのです。この感覚が、若者を中心にドはまりし、大流行しています。

一品登場する度に大撮影会が始まる『ローストホース』。『ローストホース』が馬肉を卸す『虎馬』では、桜を見ながら桜肉を食べるという春の贅沢も♡
一品登場する度に大撮影会が始まる『ローストホース』。『ローストホース』が馬肉を卸す『虎馬』では、桜を見ながら桜肉を食べるという春の贅沢も♡

 例えば、東京・広尾にある完全会員制の馬肉店『ローストホース』では、506人のサポーターから500万円以上を集めました。お店に行くと、隣の団体が知り合いということもしばしば。「限られた人しか行けない」というプレミア感も相まって、SNS登場頻度が高いのも特徴です。

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 なぜ若者たちは、こんなにも「会員制レストラン」に夢中なのか。それは、「自分と他人の“あいだ”」という感覚に飢えているから。自分の家でホームパーティをするほど「自分感」が強いわけでもなく、知らないお店に行くほど「他人感」があるわけでもない。そんな適度に心地よい「あいだ感」を満たしてくれる存在を若者たちは求めているのです。

“焼かない焼肉屋”がコンセプトの『29ON』も、若者に今人気の会員制のお店。
“焼かない焼肉屋”がコンセプトの『29ON』も、若者に今人気の会員制のお店。

 地方自治体の皆様、若者たちの「あいだ感」をくすぐる、新しい地方との関わり方をつくってみてはいかがでしょうか。「移住」ほど自分感が強いわけでもなく、「観光」ほど他人感も強くない、そんな適度に居心地のよい場所として、まちを売り出していくのです。町民でもないのに、「俺たちのまち」と思える「セカンド町民」なんかも面白いかもしれません。まちに「通う」人が増えそうです。

目次

今月のIGPを「地方創生」に活かすなら……?

日本中に!? 「なんちゃって親戚」

 まちに通う人が増えたら、血縁関係ではないのに、お正月に集まる親戚のような存在ができるかも!?

ハピキラ’S EYE!

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 先日、久々に『原宿餃子楼』へ行ったところ、お客さんのほとんどが外国人! 原宿の餃子屋さんにどうして来たのか尋ねてみると、自分の国のガイドブックに載っていたとのこと。「海外のガイドブックに載る」ということは、実は大事なのだなと灯台下暗しな発見でした。

ハピキラ’S WORK!

2017年度も、北海道・天塩町のお仕事が始まりました!

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 今年度も、代表の正能が北海道・天塩町の「政策アドバイザー」を務めさせていただくことになり、作戦会議に北海道へ! 食べているのは、いま札幌で大人気の『MEN-EIJI』のラーメン。天塩町は貝や牛乳などの“食材”がおいしいので、天塩町を女性や若者たちに知ってもらうきっかけになるようなラーメンをつくって、たくさんの人に食べてもらいたい! 応援してくださる皆様に感謝しつつ、今月もハッピーに頑張ります♡

IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。

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