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特集 | ソトコト・ウェルビーイング未来アワード2024

日本中の“ローカルグッド”を発掘して世界に発信。屋久島のクラフトジンから始まるゴキゲンなECサイト

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2024年秋にローンチ予定の「日本のいいこと、いいもの、うまいもの」を発掘し、東京から世界へ向けて発信するECサイト『アーバン ライフ メトロ  プレミアムストア』。発売第一弾となるプロダクトは、世界自然遺産でもある鹿児島県・屋久島の自然素材をふんだんに使ったクラフトジンです。生産者も購入者もウェルビーイングを感じられるECサイトを目指して運営する、『GTC JAPAN』代表の田中剛さんにお話を伺いました。

目次

地域を元気にするECサイトが今秋オープン

――2024年秋に誕生する、新しいECサイト『アーバン ライフ メトロ  プレミアムストア』のテーマは何ですか?

田中剛さん(以下、田中) 東京メトログループの『メトロアドエージェンシー』と『ソトコト・ネットワーク』がコラボレーションして運営している『アーバンライフメトロ-URBAN LIFE METRO』というウェブメディアの中で、2024年秋に新しいECサイトがローンチされます。『アーバン ライフ メトロ  プレミアムストア』というサイト名で、テーマは、「日本のいいこと、いいもの、うまいもの」。日本のローカルには、感動させられるようなものづくりを続けておられる生産者や地域がまだまだたくさんあります。そんな日本の宝物を発掘して、東京を起点に世界へ向けて発信し、伝えていこうという主旨で創設するECサイトです。

――『アーバン ライフ メトロ  プレミアムストア』ではどんな商品を販売されるのですか?

田中 今、総力をあげて「日本のいいこと、いいもの、うまいもの」を続々と発掘中ですが、第一弾として販売するのはクラフトジンです。日本の伝統や文化を世界の人々へ発信するというコンセプトに加えて、生産者さんの「地元をもっと元気にしたい」という願いと、消費者の「地域をもっと知りたい」という気持ちを掛け合わせたような、お互いに幸福感や楽しい未来を共有できるプロダクトをつくりたいと思い、クラフトジンを選びました。

『GTC JAPAN』が手がけるクラフトジン「玖」のキービジュアル。歌舞伎のイメージとかけ合わせることで、日本の“いいもの”を海外へ魅力的に発信する。

――なぜ、クラフトジンをつくろうと思われたのですか?

田中 歌舞伎役者の四代目市川九團次さんとのご縁をいただき、彼のYouTubeチャンネルの運営をお手伝いさせていただけることになり、その番組の企画でジンをつくることになりました。お酒の種類としては日本酒や焼酎も考えたのですが、日本のクラフトジンが海外からも注目されていて、日本の伝統文化である歌舞伎と、日本のお酒の中では新しいジャンルとなるクラフトジンが融合することで、海外発信に必要な話題性とインパクトが生み出せると思い、『アーバン ライフ メトロ  プレミアムストア』のこけら落としの商品に選びました。

クラフトジン「玖」は、屋久島の豊富なミネラルで育った材料をふんだんに使用するのと同時に、四代目市川九團次の「古き良きものを新たな形で表現したい」という思いを重ねてつくられている。松坂牛の牛脂を隠し味に使用。

屋久島の自然が宿るこだわりの“パワージン”

――素材に使われている屋久島のお茶は、どんなお茶ですか?

田中 弊社がお付き合いしている企業団体のなかに、さまざまな社会貢献活動に取り組んでいる方々がいらっしゃいまして、彼らが屋久島で耕作放棄地と化した茶畑を再生されました。私がその活動内容に感銘を受けたこともあって、その茶畑で収穫された有機緑茶をご提供いただけないかと相談し、「玖」の“キーボタニカル”として使わせていただいています。

――お茶以外にも、屋久島産の素材は使われていますか?

田中 はい。クラフトジンは、ジュニパーベリー(※)という黒い実をベースにして、ボタニカルと呼ばれる果物や草花、スパイスやハーブを用いながら、その地域らしい味や香りをつくっていくのが楽しさであり、醍醐味です。ですから、お茶の他にも、クラフトジン「玖」には屋久島産のタンカンを香りづけに使っています。屋久島のタンカンは戦後から本格的に栽培されるようになり、今では屋久島の特産物の一つになっています。ジンに用いるのは主に皮で、皮に含まれる油分が甘く爽やかな香りを醸します。「玖」はフルーティで口あたりがよく、桜の葉も風味づけに使っているので、ジン初心者や女性に人気です。

※ ジュニパーベリーはヒノキ科の針葉樹(ジュニパー)の実。別名は杜松の実(ネズノミ)ともいう。

タンカンは、温州ミカンにくらべて実がやわらかく、酸味が控えめで甘みが強い。

「玖」は、パワースポットである屋久島の自然や農業から生まれた屋久島ならではのクラフトジン、まさに“パワージン”です。世界自然遺産の地域の素材を使った日本のクラフトジンは、インバウンドで日本にやって来る海外の方にも興味を持ってもらえるお酒になると思います。

――ちなみに、「玖」をつくっているのはどこの蒸留所ですか?

田中 静岡県沼津市にある『沼津蒸留所 NUMAZU DISTILLERY』です。2020年にジンの製造を開始した蒸留所で、屋久島に抱く私たちの思いを理解してくださり、一緒にディスカッションしながらクラフトジンをつくってくださっています。

日本の“いい”を発掘して、地域をゴキゲンにする

――「玖」という「屋久島のいいこと、いいもの、うまいもの」がギュッと詰まったクラフトジンを皮切りにして、ECサイト『アーバン ライフ メトロ  プレミアムストア』はどんなふうに展開されていきますか?

田中 日本各地へ足を運んで、「日本のいいこと、いいもの、うまいもの」を見つけ出し、『アーバン ライフ メトロ  プレミアムストア』で販売できるよう努めていきます。ただ、地域の生産者の方々は、とてもいいものをつくっていても、ご自身でそれがいいものだと気づいていないことが多いのです。「このへんじゃこれが当たり前だ」「昔からこうやってつくっている。それだけだ」と謙遜されているのか、本気でそう思っておられるのか、とにかく控えめです。けれども、農山漁村の産物を含め、それを生む自然や、文化や、暮らしぶりも、東京、あるいは海外からの目線で見たとき、感動に値するほど素晴らしいのです。ですから、いいものをつくって終わりではなく、世界中から人が集まり注目されている国際都市・東京から、日本ならではの感動的価値を広く海外に届けることが大事なのです。生産者さんは「つくるプロ」ですが、「売るプロ」ではありません。加工品づくり、いわゆる6次産業化も含め、私たちが売り方をサポートしていけたらと考えています。

――ECサイトだけではなく、さまざまなメディアからも発信を行うのですか?

田中 そのとおりです。地方のいいものを発掘し、『アーバン ライフ メトロ  プレミアムストア』で発信しますが、ECサイトだけでなく、今は海外から東京を訪れる方がたくさんいらっしゃいますから、東京観光で利用される東京メトロ各線の中吊り広告や東京メトロ公認のwebメディア『アーバンライフメトロ』を通じて、日本国内外へ効率よく情報発信していきます。こうすることで、まだインバウンドが波及していない日本のローカルで発掘した価値を世界に発信できますし、そこで興味を持ってもらえたなら、東京・大阪・京都といった、いわゆる「ゴールデン・ルート」以外の地域(生産地)にも、より具体的な経済効果をもたらすことができるのではないかと考えています。

生産者の方々にもご自身がつくっている産物、さらには暮らしや働いておられる地域に自信を持っていただきたいですし、消費者の皆さんには日本のいいものに気づいてもらって、ぜひお土産に買ってもらったり、産地を訪れてくれたりしたらうれしいです。

――『アーバン ライフ メトロ  プレミアムストア』は素敵なECサイトになりそうですね。

田中 ありがとうございます。第一弾がクラフトジンで、第二弾、第三弾も準備中ですので、ぜひご期待ください。皆さんが幸せに、そして、よろこんでもらえる商品を紹介することで、地域の生産者の方々や地域そのものも幸せに、ご機嫌になれる。そんなウェルビーイングな商品を発掘し、世界に発信していきたいと思います。

田中剛(たなか・たけし)
株式会社GTC JAPAN 代表取締役。2006年、ワーキングホリデーでニュージーランドへ渡航。現地で日本の食品や日本酒などを取り扱う輸入卸売会社に勤務したのち、2016年に帰国。日本酒の輸出専門商社での勤務を経て、2019年には行政機関の海外展開支援アドバイザーとして独立。主に食品・酒類メーカーの海外展開支援を受託し活躍。2021年に『GTC JAPAN』を設立。海外主要国への輸出事業を主とし、企業及び商品のブランディング・マーケティング事業、商品開発などを行う。

text by Kentaro Matsui

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