立ち飲みの魅力はカウンターで向かい合う店主とのコミニケーション。そして、一期一会で隣り合ったお隣さんとの距離感。この魅力を体験しペンでお届けするため、新しい出会いを求め日々地域へ繰り出している。
今回訪れたのは「nakano」。山陽電車高砂駅から徒歩3分。訪れたのは平日の18時頃だったが、木目が基調の店舗でカウンターには既に2名の先客。回転はよさげである。
まずは赤星(サッポロラガー)で乾杯する訳だが、赤星グラスが何ともカッコいい。惚れ惚れしてしまう。
続いて、おつまみはかつお酒盗(しゅとう)(300円)、甲イカ刺(480円)を選抜。酒盗の所以でひと盛り上がりするのもまたよろしい。
早い時間での入店ということもあり、お店側も一人で回されていたので瓶ビールのおかわりはセルフスタイル。詮を抜いてもらう時に申告する。この時だけ些細なことだが役に立っているという実感が湧く。
その後、遅れて到着した仲間が見つけて皆そろって注文したのが「電気ブラン」。東京・浅草発のお酒がまさか関西で、もとい高砂市で飲めようとは。浅草の「神谷バー」で誕生した日本の伝統的なリキュールをストレート、ソーダ割りで頂きました。
気さくな大将といい塩梅のフード、そしてメニュー表に閉店時間を宣言するあたりが負担なく楽しく営業されている証拠。兵庫県高砂市にお越しの際は是非立ち寄ってみては如何でしょうか。