ぼくの尊敬する作家の椎名誠さんがご自身のことを「半径30メートルの作家」とおっしゃっていた。

ぼくも、「半径30メートルの編集者」だ。いつもそんなにグローバルやアカデミックに俯瞰しているわけでもない。いまある範囲から歩いたこと、見たこと、聞いたことを大切にしている。
半径30メートルが基本だが、ときによく一日に数百キロも移動することもある。だから、円は遠くにも生まれ、次第に重なっていく。こうやって知覚する世界は広がるのだ。
写真は先日いただいた、神戸市三宮のお店「灘八」のぼっかけまぜそば。おいしかったです! 半径30メートルの営みが好きだ。