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【新潟県村上市】謎の集落行事「ホイホイ」に潜入

ソトコト事業部

ソトコト事業部

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新潟県村上市の山あいにある小さな村に暮らし始めてそろそろ1年が経ちます。
お正月モードが落ち着いてきた1月中旬、集落全戸に配布された年間集落行事カレンダーを眺めていると、1月18日の欄に「15:00 ホイホイ」と書かれているのに気づきました。

なんともゆるい気持ちになる字面。

昨年まではこの集落にいなかったため初めて聞く言葉。
「ホイホイ!?何それ!?」と一瞬混乱しましたが「まあ、この時期に実施する集落行事といえばあれだろうなあ」と思い、当日行ってみることにしました。

開催場所も書かれていないものの小さな集落ですから、開催時間頃に外を歩いて人が集まっているところを見つければよいので簡単です。
前の用事が押して15時を過ぎてしまいましたが、田んぼの近くの空き地で人が集まっているのを見つけて向かいました。

果たして「ホイホイ」とは……

思った通り、そこで行われていたのは「どんど焼き」でした。
小正月に行われる火祭りで、お正月飾りやお札などを炊き上げて1年間の平穏を祈願します。
今年のお正月頃に全国の都道府県でのこの火祭りの呼び方をまとめた投稿がSNSでバズったのを見た方も多いのではないでしょうか。
新潟県は全国で唯一「賽の神(さいのかみ)」と呼んでいることで盛り上がっていましたが、うちの集落ではまた別の呼び方をしていたのでした。

知り合いが持ってきたお餅を分けて焼き方を教えてくれました。
細長い竹の先に切れ目が入っているので、そこにお餅を挟んで、輪切りの大根を先端に突き刺します。
……輪切りの大根??
「なして??焼いて食べるの??」と聞いたところ「竹を押さえて餅が落ちないようにしているだけ。食べないよ」とのことでした。
これも珍しい風習かもしれません。

初めて見るビジュアル。
焼いている内に大根は火の中に落ちました。
どんど焼きでスルメイカを焼くのも新潟県ならではらしいですね。

お餅を焼きながら、なぜ「ホイホイ」というのかも尋ねてみました。
どうやらもともとは、害鳥駆除の行事「鳥追い」と「どんど焼き」を同時に行っていたそうで、鳥追いの歌に「ホーイホイ」という歌詞があったことが由来だろうと話してくれました。

帰宅してからGoogleで「ホイホイ」を検索してみると、村上市に関するページばかりが上位に上がってきました。
かなり局所的な呼び方のようです。

集落のみんなで集まって、お正月飾りやお餅を焼く。
お正月というハレの日から日常に戻っていく節目の行事であることをじんわりと感じた時間でした。

(事業部・川村)

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