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【北海道カントリーサイン】 このサインはどこのまち? ヒントは「橋」と「山並み」

炭本まみ

炭本まみ

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町と町の境目にある国道に設置されているカントリーサイン。その町の名前と共に特産品や観光スポットが描かれた町のシンボルでもあります。車で走行中にどの町に入ったかわかるためなくてはならないサインですね。このサインは一体どこの町? 気になる答えは??

目次

美しいアーチを描く「橋」。その背景には北海道の屋根と言われる山並み!

カントリーサイン

カントリーサイン

via mami sumimoto
あります。道北地方の中核都市であるこの街の象徴は、カントリーサインにもなっている「旭橋」。「旭橋」は、明治34年に着工され明治37年から稼働した北海道で2番目の鉄道路橋です。鋼鉄製のアーチは昭和7年に改築されました。デザインされた当初から、市内のシンボルを目指して造られたと言います。

完成から90年経過した現在も耐久性に問題なく使えているのは、ドイツから輸入した頑丈な鉄鉱を使っているから。陸軍最強の部隊『第七師団』(現・陸上自衛隊北部方面隊第7師団)と駅とをつなぐ間にある「石狩川」にかけられ、当時は戦車や電車が走っていた歴史もあります。

【その他のヒント】
・人口は約34万人、北海道第二の都市
・2022年、市制100年を迎えた
・夏と冬の気温差は50度以上。盆地のため寒暖差が激しい。
・ラーメン店が多く、どのお店もおいしい
・人気アニメ『ゴールデンカムイ』にも第七師団やこの街が登場している
・川が多く、130を超える川が市内を流れている
・全国的に有名な動物園がある
・マスコットキャラクターは「あさっぴー」

ちょうどいい町「田舎で都会・都会で田舎」

カントリーサイン

カントリーサイン

via mami sumimoto
中心部からも見られる「大雪山系」の山々は天候や季節によって見え方が変わり、地元民でも息を飲む美しさ。カントリーサインに表現されている通り、この街の象徴である「旭橋」の背景に雄大な山々を見る日もあります。北海道で一番高い山「旭岳」は、日によってこんなに間近に見える日も。美しい山の恵みであるおいしい水が豊富なため、酒蔵が3か所あり、お酒は全国の人々に愛されています。
カントリーサイン旭川

カントリーサイン旭川

via mami sumimoto
駅前は冬になるとイルミネーションが灯り、スケートリンクの開設や雪まつりの氷像が並びます。寒い冬を楽しむ温かなイベントのほか、秋には全国のグルメが集う大型イベント「食べマルシェ」を開催。毎年にぎわいを見せています。

その人気は全国区!行動展示に挑戦した初の動物園

カントリーサイン 旭川

カントリーサイン 旭川

via mami sumimoto
かつて動物園で展示していた「キタキツネ」がエキノコックスを発症し、それをきっかけに一時閉園するなどの苦難もありましたが、観客が少ないなか、飼育員が動物園の夢を語りあい、実現したのが現在の「行動展示」です。野生動物本来の生活環境、エサの食べ方、動物と人間との問題などを飼育員が丁寧に解説し、ただ檻の中に入れて見せるのではなく、「生き物の命」と「本来の姿」を展示していることが好評となりました。
今では、全国から多くの人が訪れる動物園です。

カントリーサイン 旭川

カントリーサイン 旭川

via mami sumimoto
かつては雪の降る季節は閉園していましたが、今は冬も開園。寒い地域で生息する動物を中心に、雪の中で暮らす動物たちを展示する「冬の動物園」も人気です。さらに、夏と冬に期間限定で開催する「夜の動物園」も楽しいイベント。野生動物本来の活動時間である夜間は、日中と違い活動的に動き回り、普段とは違う様子を観察できます。

毎年新しい試みがあり、何度行っても楽しめる動物園です。

地元民もみんな大好き!昔からの市民の味

カントリーサイン 旭川

カントリーサイン 旭川

via mami sumimoto
古くは昭和20年代に創業し、今も人気のままのラーメン店がいくつか存在しています。市民にとってラーメンは、子どもから大人まで誰もが身近であり欠かせない食事です。低加水縮れ中細麺と、魚介類と、豚骨・鶏ガラ・野菜でだしをとったWスープの醤油味が主流であり、味噌ラーメンと言えば札幌市、塩ラーメンと言えば函館市、そして醤油ラーメンと言えば、この街と言われるほど。

市内には約160のラーメン店がありますが、市民におすすめのお店を聞くと、ほぼ全員が違う店名を言うほど、どこのお店もおいしいのです。一人ひとりに思い入れのあるおいしいお店が存在するのですね。市民の生活に根ざした「ラーメン」なのです。

正解は「旭川市」

カントリーサイン 旭川

カントリーサイン 旭川

via mami sumimoto
冬はマイナス20度以下に、夏はプラス30度以上の日が1か月以上続くことも多い旭川市。寒暖差が生む素晴らしい四季の恵みは、食も景観も人柄も豊かにしてくれていることでしょう。筆者は生まれも育ちも旭川市。結婚後、東京で暮らしましたが、旭川市の美しい景観、きれいな空気、豊かな大地とちょうど良い都会感、そしておいしい食べ物が恋しくて仕方がなかったことを思い出します。

北海道の中心部にあり、観光拠点としても恵まれている街・旭川。あなただけのお気に入りのお店、誰にも教えたくない場所を見つけに、行ってみませんか。

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