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つけめんファンを魅了、麦香るもちもち麺の「麺酒楽座わいち」【長野ローカルラーメン】

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長野県在住のラーメンライター、たこにわです。ラーメン食べ歩きは40年以上、北は旭川、東は根室、西は長崎、南は石垣島まで訪麺しています。47都道府県制覇しました。僕は、ローカル色があり地道に頑張っているお店をみなさんにご紹介していきます。

目次

そば処長野につけめん文化あり!

ラーメンファンの中でご存じの方も多いと察するが、長野県はつけめん文化でもある。
そば処だからこそ、つけ汁に麺を付けて食す文化が昔からあったのだ。
もりそばを考案した東池袋の「大勝軒」創業者の故山岸氏は長野県の出身、荻窪の丸長も長野である。
筆者の住む長野市及びその周辺市町村にもつけめん専門店がかなり存在する。
今回ご紹介するお店「麺酒楽座わいち」も筆者が長年通ってきたお店、それをぜひ全国に発信したい。

「わいち」は長野のまち歩きをして見つけて欲しい

文末に地図で紹介するが、このお店は長野駅から徒歩数分の場所にある。
本通りから入り込んだ細い道沿いにあるので、まずは長野駅から善光寺に向かうまでの間のまち歩きを楽しんで欲しい。
意外と目立たない店舗なので、見つけた時には「おおっ!」と思うかもしれない。
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おすすめは「野菜つけめん」

つけめん専門店だが、ラーメンもある。しかし、紹介するならまずはつけめんから行こう。
つけめんの種類にはノーマルな「つけめん」のほか「野菜つけめん」「山椒担々つけめん」「胡麻担々つけめん」と3種類のバリエーション。
一番人気なのが野菜たっぷりの「野菜つけめん」(¥1,000)だ。
麺の量は小盛り、並、大盛りとサイズが選べる。チャーシューも脂身の多い少ないかでモモとバラを選べ、トッピングも充実している。
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濃厚つけ汁にはしっかり炒めた野菜

注文してから店主が中華鍋で炒める野菜はキャベツ、もやし、ニンジンだ。
香味油、うま味調味料を加えながら豪快に鍋を振る。
お客さんの耳に響く炒めている音が食欲をそそる。
そして完成したつけ汁がこれだ!
(選択したチャーシューはモモ肉)
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つるつるもちもち麺がたまらない!

麺はやや太めの縮れ麺。
小麦が香り、喉越しがよい。
口の中でつるつると音を出してくれている。
もちもちした食感は研究を重ね尽くして誕生したもの。
実は、店主の中村さんは「大勝軒」の故山岸氏のお弟子さんでもある。
だからこそ、麺の美味しさを追及しているのだろう。
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麺とつけ汁、それぞれが主役を張っている感じだ。
どちらかがOKということでは成り立たない、それがつけめんだと思う。
これが野菜つけめん

これが野菜つけめん

黒胡椒の効いたつけ汁に唐辛子もおすすめ

参考までに、私のおすすめの食べ方をここで紹介したい。
つけ汁にはもともと黒胡椒が効いている。このスパイスが後を引く美味しさなのだ。
野菜と麺を一緒に箸で掴んで食べていくと麺のもちもち感と野菜のシャキシャキ感を同時に味わえる。
ここまでは普通なのだが、私はさらに唐辛子をかける。
お店のカウンターにご当地で有名な唐辛子店の「一味」と「七味」が置いてあるのだが、私は「一味」をかけて味わうのが好きだ。
黒胡椒独特の香ばしさに「ピリッ」と来る刺激的な辛さ。
ダブルで来るこの辛さはつけ汁の美味しさをさらに増してくれる。
つけ汁に唐辛子もおすすめ

つけ汁に唐辛子もおすすめ

気兼ねしないカジュアルなお店

「わいち」は夜は居酒屋に変身する。
もちろんつけめんやラーメンメニューもそのまま残る。
店内はカウンターが7席、テーブルが4席とこじんまりとした感じであるので、かなりアットホームだ。
店主の中村さんは気さくなお人柄。これも人気の理由である。
「今日のつけめんになるまで、麺の研究で試行錯誤してきた」と中村さん。
ここ数年で始めた山椒担々つけめんや胡麻担々つけめんなども順調で、「つけめんの魅力をさらに広めていきたい」と抱負を語ってくれた。
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店舗情報
麺酒楽座わいち
住所: 長野県長野市南長野1464 しまんりょビル1F
TEL:  026-217-7150
営業時間:火曜日~木曜日11時30分~14時30分, 17時30分~23時00分
     金曜日、土曜日 17時30分~0時00分
     日、月曜日定休
文・写真:たこにわ
*店舗情報・メニュー、価格等は取材時点の内容でございます。

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