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自然と触れるアクティビティと心癒す群馬の絶景スポット3選

Nico

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関東の北部にある群馬県には豊かな自然があふれ、心を癒してくれる絶景スポットがたくさんあります。数あるなかから、今回は選りすぐったおすすめスポット、3ヶ所の楽しみ方と絶景をご紹介しましょう。(写真:渡良瀬遊水地谷中湖での朝焼け) 

目次

群馬と新潟の県境に聳える名峰谷川岳

【谷川岳】ロープーウェイで天空散歩! 手軽に登山も楽しめる名峰

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登山道より谷川岳山頂方面を望む。
群馬県北部、水上町にある谷川岳をご存知ですか? 観光や登山などで年間を通じて多くの人が足を運ぶ人気のスポットです。

群馬と新潟の県境にある三国山脈の山の一つで、谷川岳には標高1,977mの「オキの耳」と1,963mの「トマの耳」と呼ばれる2つの頂部があり、日本百名山の一つに数えられる名峰です。

ロッククライマーも多く訪れ、日本三大岩場の一つ「一ノ倉沢」は真夏にも雪が残るゾーン。遊歩道になっている国道291号を徒歩か電気バスを利用して散策を楽しめます。

ロープーウェイや登山で四季折々の自然を堪能

谷川岳では、標高746m地点にある土合口駅から標高1,319mの天神平駅まで、ロープーウェイが運行しており春から初冬まで気軽に観光ができます。
また天神平駅から峠リフトを利用して、標高1,502mの天神峠駅へ行けば、登山コースの天神尾根まで楽にアクセスできるので登山にも便利。リフトを降りてから2時間半ほどで谷川岳の山頂へ行くことが可能です。初心者から上級者までが楽しめる登山コースが充実していますよ。
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ロープーウェイを降り立つと広がる高原の風景。
谷川岳一帯では、高山植物を数多く見ることができます。春にはタムシバやシラネアオイなど、夏はオオバキボウシ、ショウジョウバカマ、ニッコウキスゲなど、秋にはツルリンドウやウメバチソウ、オタカラコウなどが咲き、散策がてら四季折々の美しさを楽しめます。
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可憐に咲くニッコウキスゲ。
一帯は県内屈指の豪雪地帯でもあるため、冬にはスキー場に早変わり。バリエーション豊富なコースがあり、パウダースノーでライディングを堪能できます。

名峰の絶景をどうぞ

まずはこちら、谷川岳の入り口とも言えるロープーウェイからの眺め。周辺の山々が絶景を織りなします。
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ロープーウェイからの眺め。
天神平駅でロープーウェイを降りたつと、見渡す限り高原の風景が広がります。
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天神平駅周辺の風景。
リフトでも徒歩でもアクセスできる天神尾根からは眼下には一ノ倉沢の残雪や彼方には白毛門などの山々の絶景も望めます。
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登山道からの眺め。
鎖場や岩場もありますが頂上に近づくにつれ、息を呑むような絶景が目の前に広がり、登山の疲れも癒してくれますよ。
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尾根からの眺め。
問合せ先:谷川ロープーウェイ
住所:群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽吹山国有林
連絡先:0278−72−3575
アクセス:電車 JR上越線水上駅よりバス約30分   車 関越自動車道水上ICより約25分
HP:http://www.tanigawadake-rw.com/index.php

【毛無峠】鉱山跡の鉄塔もアート感抜群! 群馬の誇り秘境の絶景

秘境感抜群の毛無峠と破風山

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秘境感が漂う毛無峠。
毛無峠は群馬の北西部、吾妻郡嬬恋村と長野県の境に位置し、ネット上で群馬の秘境として注目を浴びるスポットです。県境を走る上信スカイライン、県道112号線の行き止まり一帯が毛無峠と呼ばれ、反対側には雄大な破風山が姿を表します。

周辺には木が少なく、乾いた茶色の岩や土が剥き出しとなった独特な雰囲気を醸し出すところに「毛無峠」という名前がよく合います。

明治時代までは原生林が茂っていましたが、硫黄を採掘するために伐採され、亜硫酸ガスによって木々が枯れ、現在のはげ山になってしまったのだそう。

破風山は毛無峠の先にそびえる標高1999mの山。登山道があり初心者も気軽に楽しめる山で、頂上からは毛無峠や小串鉱山跡などの景色を眺望できます。

登山も楽しめる秘境の地

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毛無峠シンボル的存在「立ち入り禁止」の看板。
県道112号線を進むと、荒涼した雰囲気漂う土色の山が見えてきます。かつて鉱山が営業していた頃に使われていた鉄塔が見えたら毛無峠に到着です。

群馬県側の遥か彼方には小串鉱山跡があり、稼働時に使用していた道が見られますが、現在は立ち入り禁止。この看板が「群馬の秘境」として注目を浴び、訪れた人に人気のフォトスポットとなっています。鉄塔がある山道を登ることもできますが、岩がゴロゴロしているので注意して登ってくださいね。

毛無峠の目の前にそびえる破風山は片道30分程度で登山を楽しめる初心者にも人気の山です。

お天気によっては雲海や星空も眺望でき、紅葉シーズンには山々が鮮やかに彩られ、万座温泉などとともに足を運ぶ群馬の人気秘境スポットです。

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毛無峠の反対側にある破風山。

秘境の絶景をどうぞ

まずはこちら、人っこひとりいない荒れ果てた雰囲気が漂う毛無峠にある鉄塔。雨風に打たれ、浅黒く風化した光景は殺伐とさえ感じられます。
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時の流れを感じる鉄塔。
通行止めの道の向こうには小串鉱山跡が遥か彼方に見られますが、どこか哀愁を感じる風景。
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登山道から小串鉱山跡を眺める。
そして破風山の頂上からの眺め。長野県側には破風高原の絶景が広がります。
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破風山より長野県側の眺め。
破風山頂から毛無峠が良く見えます。
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破風山頂上から毛無峠を眺める。
またここから車で30分ほどのところには日本最高地点を走る国道「渋峠」もあるのでぜひ一緒に足を運んでみてはいかがでしょうか。

住所:群馬県吾妻郡嬬恋村干俣
アクセス:車 関越自動車道渋川伊香保ICより約2時間

【渡良瀬遊水地】四季折々の自然を楽しめるラムサール条約締結の湿地帯

ラムサール条約締結の国内最大級の規模を誇る遊水地

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渡良瀬遊水地の案内板。
渡良瀬川が注ぎ、群馬・埼玉・栃木・茨城の県境付近にある渡良瀬遊水地は、3つの遊水地からなる日本最大級の規模を誇る遊水地です。古くからこの地域は洪水に見舞われることが多く、大湿地帯を生み出す原因となりました。

明治時代に起きた2度の洪水と、足尾銅山から流れ出した鉱毒被害がきっかけで、昭和5年に2,500haもの広さにも及ぶ渡良瀬遊水地が完成し、周辺の鉱毒軽減や利水・治水など効果的に活用されています。2012年には水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約「ラムサール条約」も締結され、現在に至っています。

アクティビティも楽しめる動植物の楽園

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湿地内の緑豊かな自然。
敷地内では多くの植物が見られ、豊かな自然が広がります。生き物の種類が多く、釣りや野鳥観察ができます。冬には白鳥やカモの姿も確認されているので、野鳥撮影にもピッタリ。
さらに、熱気球のメッカとしても有名で、毎月第3日曜日には一般の人でも手軽に熱気球体験ができる「わたらせ熱気球day」が開催されています。こちらは事前申し込みが必要なので、公式HPをチェックしてみてくださいね。
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熱気球からの眺望。

湿原の絶景をどうぞ

まずはこちら、渡良瀬遊水地の中で一番大きな谷中湖。対岸から朝日が登れば、絶景を織りなします。
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渡良瀬遊水地谷中湖での朝焼け。
熱気球に乗車体験すれば広い遊水地が霧に包まれ、幻想的な光景を放ちます。
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霧に包まれた遊水地。
渡良瀬遊水地の中心部にはウォッチングタワーがありそれ自体が迫力満点。てっぺんまで上ると遊水地を一望できます。
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ウオッチングタワー。
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タワーからの風景。
湿地内を流れる川にはかつて使われていた木の舟が打ち上げられています。朝日や夕日に照らされると、さらに幻想的な光景を醸し出すことから人気のフォトスポットとしても知られています
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フォトスポットとしても人気の木の舟。
住所:群馬県邑楽郡海老瀬他
アクセス:電車 東武日光線板倉東洋大学前駅より徒歩約11分 車 東北自動車道館林ICより約20分
HP:https://watarase.or.jp
自然豊かな群馬県に絶景あり! さまざまなアクティビティーも楽しめます。是非ともレジャーや観光と併せて、四季折々の美しい群馬県を堪能してみてくださいね。
文・写真:Nico ※情報は取材時点の内容です。

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