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サスティナビリティ

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド

『サカナノミライ』・ 魚谷 浩さんが選ぶ 「海と食とSDGsに触れる本5冊」

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目次

1. もの食う人びと

宮城県石巻市出身の著者が、世界中の食に関する実体験をおもしろおかしく書いています。遠くまで出かけ、その場所にある、日本人の想像からかけ離れた食に挑んでいます。世界中の食を教えてくれて、驚きが多い本です。
 (133969)

著者:辺見庸
出版社:KADOKAWA

2. 全日本食えばわかる図鑑

今のように簡単に情報が手に入らなかった時代に、自分の足で全国を歩き、出合った食べ物について、“椎名さん節”のコミカルなタッチで記しています。食をおいしそうに伝えていて「食べたいな」「行ってみたいな」と思いました。
 (133970)

著者:椎名誠
出版社:集英社

3. 丸元淑生のシステム料理学

料理について、めちゃくちゃおもしろく、しかもわかりやすい文章で解説しています。家にある道具でおいしく調理ができる、理に叶った仕組みを教えてくれます。料理に関心のある人に、この本をよくプレゼントしています。
 (133971)

著者:丸元淑生
出版社:筑摩書房

4. 昆布と日本人

料理の表にはあまり出ない昆布ですが、歴史を辿ると日本の経済や流通の背景が見えます。北海道の昆布は、北陸を経て京や大坂に運ばれるルートがあったことを知ると、関東に昆布文化が根付かなかった理由がわかった気がしました。
 (133972)

著者:奥井隆
出版社:日本経済新聞出版

5. 過疎再生 奇跡を起こすまちづくり ─人口400人の石見銀山に若者たちが移住する理由

石巻市蛤浜地区の再生に向けて、全国を行脚したときに出会ったのが、島根県の石見銀山で自分たちの可能性を信じて、地域を活性化させている著者の松場さんたち。とても勇気づけられた、当時の気持ちを思い起こさせてくれます。
 (133973)

著者:松場登美
出版社:小学館
text by Reiko Hisashima 
illustrations by Kailene Falls

記事は雑誌ソトコト2022年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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