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サスティナビリティ

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド

福井県立大学地域経済研究所准教授・ 高野 翔さんが選ぶ 「ウェルビーイングを感じる本5冊」

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目次

1. ウェルビーイング

日本のウェルビーイング研究の第一人者である前野隆司さんと前野マドカさんご夫妻が、ウェルビーイングの全体観についてわかりやすく解説する本。ウェルビーイングとは何か知りたい人、興味を持った人におすすめの入門書です。
 (112063)

書籍情報

著者:前野隆司、前野マドカ
出版社:日本経済新聞出版

2. 内発的発展論

地域の発展は、そこに暮らす地域の人たちの内発的な思いと行動が重要だと説いた本です。文化的な多様性を守りながら地域を発展させるために内発性は不可欠だという著者の地域づくり論は、ウェルビーイングな地域づくりと呼べるでしょう。
 (112065)

書籍情報

著者:鶴見和子、川田 侃(編)
出版社:東京大学出版会

3. ボローニャ紀行

イタリアの地方都市・ボローニャは、交歓あふれ、市民生活が豊かなウェルビーイングなまち。ケアの仕組みが編み込まれた地域経済の仕組みや歴史ある公共空間が人々の「居場所」と「舞台」になっているまちの姿が詳しく描かれています。
 (112068)

書籍情報

著者:井上ひさし
出版社:文藝春秋

4. ダーウィンを超えて

ダーウィンの進化論は、自然界は競争原理で成り立っているという自然観を提示し、私たちの人間観にも大きな影響を与えていますが、私は共感しません。自然界は共存する仕組みも多く編み出しています。ウェルビーイングな社会を考える対談です。
 (112067)

書籍情報

著者:今西錦司、吉本隆明
出版社:中央公論社

5. 英国シューマッハー校 サティシュ先生の 最高の人生をつくる授業

 (112066)

『スモール イズ ビューティフル』の著者、E・F・シューマッハーの考えを受け継ぐ思想家のサティシュ・クマールが開設し、私も通った『シューマッハカレッジ』で著者の教え子の学生たちが1週間、授業を受け、学んだ内容を追体験できる一冊です。

書籍情報

著者:辻 信一
出版社:講談社
photographs by Hiroshi Takaoka  text by Kentaro Matsui

記事は雑誌ソトコト2022年7月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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