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【環境負荷:7割低減】植物生まれのチーズ「Violife」 “CO2排出量” “土地占有面積”

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株式会社 J-オイルミルズがアップフィールド社(オランダ)とともに展開する世界的プラントベースブランド「Violife(ビオライフ)」植物生まれのチーズ製品について、生産から廃棄までのライフサイクルにおけるLCA(環境影響評価)が実施されました。

目次

【チーズ4製品】生産から廃棄までのライフサイクルにおけるCO₂排出量が低下

日本国内で販売されている乳製品のチーズの30%以下に(ソトコトオンライン編集部)
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評価の結果、J-オイルミルズが日本国内で販売している「Violife」植物生まれのチーズ4製品は、生産から廃棄までのライフサイクルにおけるCO₂排出量が、日本国内で販売されている乳製品のチーズ※4の30%以下に、土地占有面積も25%以下に抑えられていることが判明しました。

J-オイルミルズは2021年9月に「Violife」を関東地方で先行発売、2022年3月からは全国で販売しています。

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評価は環境コンサルティングQuantis社(スイス)監修のもと、「Violife」4製品の国内におけるライフサイクルについて実施しました。結果は以下の通りです。
① 気候変動への影響
表1は「Violife」4製品と乳製品のチーズについて製品1kg当たりのCO2排出量を評価したものです。「Violife」は2.2~2.8kgで、日本で一般的に販売されている乳製品のチーズよりも71~83%少ないことが明らかになりました。
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② 土地占有面積
表2は「Violife」4製品と日本で一般的に販売されている乳製品のチーズについて、製品1kg/1年間当たりに必要な土地面積を評価したものです。Violifeは1.5~1.7m2で、乳製品のチーズよりも78~87%少ないことが明らかになりました。
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③ 生産から廃棄まで各工程のCO2排出量の比較
グラフは「Violife」と乳製品のチーズについて、生産から廃棄まで工程別(左から農場/原料段階、包装、製造、流通、消費。右端は総排出量)にCO2排出量を評価したものです。「Violife」は乳牛を生育する工程が不要であるため、農場/原料段階で環境負荷を大きく抑制することが明らかになりました。
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この環境影響評価は、Liao et al(2020、学術記事)に記述された方法に従い、1 kg当たりのViolife製品の環境への影響を、欧米各国および日本国内で販売されている同容量の乳製品と比較しました。データは、製品設計、原料調達、生産工場、エネルギーミックス、パッケージデザイン、輸送、および使用・廃棄までの各段階について、生産から廃棄までの工程で収集しました。「Violife」植物生まれのチーズ4製品と乳製品のチーズの土地利用変化の排出量を比較したデータは、カーボンフットプリントの算定に関する仕様PAS 2050(英国規格協会、2012)に基づいて作成しました。

この情報のまとめ

・チーズが環境に貢献
・対象のチーズ製品がCO2排出量削減に貢献
・植物生まれのチーズ

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