みなさんはどんなランチを食べていますか? 千葉県富津市の漁師が浜に持って行くお弁当といえば、かつお節に醤油をかけた具材の「鉄砲巻き」が定番だそうです。さすがにそればっかりだと飽きるので、毎日いろいろな具材を入れたおにぎりを作っている海苔師の松下久美さんに、おにぎりの魅力やポイントについて聞いてみました。びっくりだけど試してみたくなる、変わり種おにぎりをぜひ参考にしてみてください。
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不動の人気を誇るおにぎりはこれ!
「ペッパーランチ風おにぎり」と「オムライスおにぎり」 と聞いて、どんなおにぎりが目に浮かぶでしょうか? こちらが、実際のペッパーランチ風おにぎりです。
形は三角ではないけれど、たっぷり海苔が巻かれているあたりはさすが海苔師のおにぎりですね。
薄切り肉とトウモロコシ、ブラックペッパーを使えば、他は冷蔵庫にある野菜を一緒に炒めると、色んなパターンのペッパーランチ風おにぎりが作れそうです。
オムライスおにぎりの完成品はこちら。
海苔師だけど、薄焼き卵を巻いたりもします。小さい方は松下さん用、大きい方はご主人用。大きいものは、おにぎり一つにご飯一合分ぐらい使っているのだとか。
具材と一緒に炒めたケチャップライスの中央には、梅干しが入っているそうです。ケチャップの甘酸っぱさに梅干しの酸味が加わって、意外とおいしそう。ただのオムライスおにぎりではなく、梅干しが入っているからこその“不動の人気”なのかもしれません。
こんなおにぎりも!? おにぎり作りのポイントとアドバイス
富津市といえば、黄金アジのアジフライが名物になっている場所です。そんなアジフライも、松下さんの手にかかれば立派なおにぎりに変身。
マスタードタルタルソースも乗っています。
こちらは、鶏の甘辛照焼きと焼きネギナムルのおにぎり。
ささ身フライとキャベツも握って、おにぎりにしちゃいます。
ささ身フライとキャベツも握って、おにぎりにしちゃいます。
松下さん流おにぎり作りのポイントを聞いてみると、「食べる人がうれしく楽しくなるように、こんな具が! てきな物も時々入れています」とのこと。アドバイスは、具材の味を濃いめにすること。その方がご飯が進むようです。
おにぎりランチの魅力
作り手としては、お弁当のおかずにする具材をそのまま握っておにぎりにすると、配置を考えてお弁当箱に詰める必要がないのでその分手間が省けて楽になります。食す側としては、片手で時間をかけずに食べられるのが魅力。
限られた時間の昼休みに、おにぎりでパパッと昼食を済ませて残りの時間を有効に使うことができます。また、繁忙期などでゆっくりランチタイムが取れそうにないときも、ボリューム満点のおにぎりなら短い時間で食べられる上に、高い満足度も得られるでしょう。誰かが作ってくれたものだと、今日の具は何だろう? というワクワク感も味わえますね。
忙しいからこそ、手軽に食べられるおにぎりでしっかりとお腹を満たして、午後も頑張って乗り切りましょう!