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毎日使う今だから選びたい、自然に還りやすいマスク

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コロナ禍により生活必需品となったマスク。感染防止効果を考えれば不織布の使い捨てを選ぶのが正解、でもプラスチックごみを増やすことに罪悪感を抱くことも多いですよね。

目次

約1.5年で自然に還る、生分解性の高いマスク

衛生用品の輸入販売を行うアルシア シナル アバディが昨秋、販売をスタートさせたのは、自然に還りやすい素材で作られたJITOブランドのマスク。一般的な不織布マスクが自然界で分解されるのに約30年かかるのに比べ、特殊素材によるJITOマスクは約1.5年という特長があります。

コロナ禍によるマスクの大量消費が海洋ごみの増加にもつながっていることを知り、JITOマスクの普及に努めるようになったという代表の藤井さんに詳しく聞いてみました。

JITOマスク

JITOマスク

アルシア・シナル・アバディ CEO 藤井さん

海洋国インドネシア、大切な海を守るために開発

藤井さん:2020年だけでも、15億6千万枚もの使い捨てマスクが世界の海に流出したというデータがあります(※1)。なぜマスクが海に、と不思議に思うかもしれません。そもそも海洋ごみの大半はマスクに限らず、街のゴミが風雨によって河川に入り、海に流れ込んだものといわれています。
JITOマスクを開発したのはインドネシアのマエストロ社。インドネシアの海洋ごみ問題は世界的にみてもかなり深刻で、その改善策のひとつとして切迫感をもってつくられたのが本製品です。

日本では初上陸のJITOマスク。本国ではテレビCMも流れているほどポピュラーなのだそうで、愛用する現地スタッフに薦められたことが今回の販売につながったといいます。

JITOマスク

JITOマスク

2色展開のJITOマスク。

ファンを増やし、安価な提供を目指したい

藤井さん:JITOマスクには特殊な加工を施されたスパンボンド不織布が採用されています。海底から30年以上前のビニール袋が見つかったなどというニュースを聞きますが、生分解性の高いJITOマスクは約1.5年で自然に還ります。

生分解性が高いと聞くと、一方でマスクとしての性能が心配になりますが、「99パーセントとろ過効率にも優れている」と藤井さん。品質テストの結果、ウイルスや細菌、そのほか微粒子を高いレベルで捕集できることが認められています。また撥水性もよく、肌触りも優しいので、使い勝手も好評とのこと。

藤井さん:販売はまだ自社サイトのみですが、いちばん購入いただいているのが沖縄県の方々です。海が身近なだけに海洋汚染に対する意識も高いのだと思います。

値段は一般的な使い捨てマスクの2倍強と高めですが、ファンを増やして販売価格を下げることを目指しているそうです。仕入れ数が増えれば輸送コストも下がり、安く買えるようになるとのことなので、期待したいですね。

マスク

マスク

※1 OCEANS ASIA「COVID-19 フェイスマスクと海洋プラスチック汚染」

商品名 :JITO 3層構造医療用マスク
商品内容 :マスク50枚/ 箱
カラー展開: 黒、白
サイズ :大人用フリーサイズ(マスクサイズ約9.5×17㎝)
販売価格:1650円(税込・送料別・箱数により値引きあり)

・JITOマスクの購入、生分解性試験のデータはこちら
https://arsia.base.shop/2

文/時津 木春

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