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うっかり捨てると火災原因に!? スプレー缶は正しく捨てましょう

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年末に向けて、大掃除を計画している方も多いでしょう。寒い季節は、カセットコンロで鍋料理を楽しむ機会も増えます。そのため、カセットボンベやスプレー缶などを廃棄することも多くなると思いますが、捨て方を間違うと大きな事故になりかねません。独立行政法人製品評価技術基盤機構 (NITE)では、動画を公開するなどして注意を呼びかけています。廃棄の機会が増える時期を迎えるにあたり、NITEより、事故原因や安全な廃棄方法をご案内します。正しい捨て方を知って、安全に過ごしましょう。

目次

カセットボンベやスプレー缶が原因の事故とは

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ごみ収集車の火災(再現動画から)
カセットボンベやスプレー缶には、可燃性ガスが使用されています。可燃性ガスが残ったまま廃棄すると、ごみ収集車やごみ処理場で押しつぶされた際にガスが漏れ、ごみ圧縮時に金属から生じた火花などが引火して、火災原因となるおそれがあります。
東京消防庁のデータによると、ごみ収集車のエアゾール関連火災は、最近10年間は減少傾向にありますが、直近4年はあまり変化が見られません。
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東京都内で発生したエアゾール缶等に係るゴミ収集車の火災
出典:東京消防庁 令和3年版 火災の実態

カセットボンベやスプレー缶を正しく捨てるには?

分別や廃棄の方法などをお住まいの各自治体のホームページ等で調べ、指示に従って廃棄してください。不明な場合は、お住まいの自治体に問い合わせてください。
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自治体の指示例(各自治体のホームページより)

東京都渋谷区
カセットボンベやスプレー缶は資源として回収しています。
カセットボンベやスプレー缶は、中身を使い切って、「資源の日」にビン・缶とは別の袋に入れて集積所に出してください。
大阪府大阪市
1. 必ず中身を使い切る。
2. 穴をあけずに、中身の見える透明または半透明の袋に入れる。
3. 資源ごみの日に資源ごみと分けて出す。
千葉県木更津市
1.中身の有無を確認し、残っている場合は使い切ってください。
2.使いきれない場合は、火気のない風通しの良い屋外でガスを抜いてください。
3.中身がなくなったことを確認した後、穴をあけます。
※穴あけは、必ず中身がなくなったことを確認した後に行ってください。穴あけは収集員が中にガスなどが残っていないことを確認しやすいようにお願いしているものです。ガスを抜くための穴ではありません。中身が残っている状態で穴をあけてガスを抜こうとすると、穴あけの際に火花が起きてガスに引火し、爆発を起こす可能性もあります。引火しない場合でも、内容物が噴出して目に入るなどの危険もあります。絶対におやめください。
4.しばらく風通しの良い屋外に置き、「燃やせないごみ」の指定袋に入れて出します。

カセットボンベ、スプレー缶の中身の排出方法は、以下も参考にしてください。

■一般社団法人日本ガス石油機器工業会からのお知らせ
http://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/anzen/gasu_cassette/index.html
■一般社団法人日本エアゾール協会からのお知らせ
https://www.aiaj.or.jp/img/data/aerosolA4_2012.pdf

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