もう今年の紅葉は堪能しましたか? 「今年も見に行けなかった」と悔やんでいる人、まだ間に合いますよ。千葉県鴨川市にある四方木(よもぎ)は、関東イチ遅い紅葉スポットとして知られていて、11月下旬から12月上旬が見ごろと言われています。2021年9月に開通した清澄山道ループ橋からの景色も最高。こちらも併せて、堪能してほしいスポットを千葉県在住ライターがお届けします。
目次
四方木の秘境白岩橋
千葉県で紅葉といえば、養老渓谷や亀山湖、もみじロードが有名で、どこも見ごろは11月下旬から12月上旬になります。今回紹介する四方木は、これらの場所から千葉県道81号市原天津小湊線をもう少し南下した場所。道中には源泉かけ流しの温泉もあります。
白岩橋(しらいわばし)のバス停がある橋からは切り立った白い岩肌が見え、色づく木々を見ることができます。橋の近くに簡易トイレが設置されていて、そこから川辺へと降りられますが、「落石・崩落注意」の表示があるので十分気をつけてください。
下から赤い白岩橋を眺めることができます。10月に訪れたときは、川のなかで水浴びをする野鳥が見られましたが、所々に設置されている案内板「よもぎフットパスマップ」によると、春先には美しい声で鳴くカジカカエルの声が聞こえるようです。
人工的に掘られた洞窟
洞窟で有名なのは、君津市にある濃溝の滝・亀岩の洞窟ですが、四方木にも人工的に掘られた「穴の口(あなんくち)」があります。場所は、千葉県道81号市原天津小湊線を更に南下して古川バス停の脇道に入って進みます。橋に出たら、左側にある階段を降りると穴の口がありますが、特に看板などは見当たりません。
橋がかかっている錦沼に映る木々が美しいのですが、紅葉すると一段とその美しさが増します。
よもぎフットパスマップによるとカワセミの姿が見られるようなので、バードウォッチングも楽しめそう。
四方木不動滝を目指してウォーキング
地域のコミュニティセンター「四方木ふれあい館」に駐車して、不動尊を目指して1.2キロほど歩きます。要所要所に案内板が設置されているので、迷う心配はなさそう。道中の集落には、簡易トイレも設置されています。
途中から林道に入り、鳥のさえずりや川のせせらぎを耳にしながら進むと不動尊があり、その奥に「よもぎ不動滝自然観察園」と書かれた不動滝へと続く道があります。雨の状況によって滝の表情が変わるので、季節を問わずに不動滝の景色を楽しめそうです。
清澄山道ループ橋からの景色を堪能
四方木の自然と紅葉を楽しんだあとは、更に南下して清澄山道ループ橋を通ってみましょう。山間部に現れる広い車線とゆるやかな勾配のループ橋からは、太平洋が望めます。車はもちろん、バイクや自転車でも楽しめますが、景色に気をとられてわき見運転にならないよう、十分お気をつけください。
四方木エリアを楽しむのは自転車がおすすめ!
四方木の秘境ポイントには十分な駐車スペースがないため、自転車をおすすめします。ウェルネスポーツ鴨川では、4種10モデルのスポーツバイクをレンタルしています。体力に自信がない人は、電動アシスト機能付きe-bikeが強い味方。自転車で清澄山道ループ橋を走るのを想像するだけで、わくわくします。
12月に入っても楽しめる四方木の紅葉を、サイクリングとともに楽しんでみてください。
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写真:ウェルネスポーツ鴨川、鍋田ゆかり 文:鍋田ゆかり
取材協力:ウェルネスポーツ鴨川(https://wellspo.jp/)
取材協力:ウェルネスポーツ鴨川(https://wellspo.jp/)