ちよだ 魅力発信マガジンは、今回、千代田区にある“神保町中華街”の名店4選をご紹介します。かつて「チャイナタウン」と呼べるほどの様相を呈していた神保町エリアは、中華料理屋の多さにその名残を残しています。当時から続く名店には、テイクアウト可能なお店も多数あります。“おうち時間“にご家庭で中華料理はいかがでしょうか?
【1】漢陽楼
■営業時間:平日 11:30~14:30(14:00LO)/17:00~21:00(20:00LO)
■定休日:土曜日・日曜日・祝日
■住所:〒101-0052 東京都千代田区小川町3-14-2 漢陽楼ビル
■備考:テイクアウト可能・お弁当あり
【2】新世界菜館
■営業時間:11:00~20:00(19:00LO)
■定休日:無休(年末年始を除く)
■住所:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-2 新世界ビル
■備考:テイクアウト可能・お弁当あり
【3】揚子江菜館
■営業時間:11:30~22:00(21:30LO)
■定休日:年末年始
■住所:〒101-0061 東京都千代田区神田神保町1-11-3
■備考:テイクアウト可能
【4】赤坂 維新號
■営業時間:11:30~21:00(20:30LO)
■定休日:無休
■住所:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町1-11
■備考:テイクアウト可能
神保町中華街物語
明治維新を学ぼうと多くの中国の留学生が神保町に学びにきた時代、外国人は決められた居住地だけで生活することしか許されていなかったので、神保町界隈(現代のすずらん通りからさくら通り)には中国の伝統的職業である料理店・洋服店・床屋・雑貨屋が自然に開店され、中華街になりました。
つまり中華街と言ったら誰もが思い浮かぶ長崎、神戸、横浜のように商業の街としてではなく、学生の町として発展していました。ピーク時には約1万人の中国の留学生が滞在していた中華街でした。現在の横浜中華街の中国人人口は6,000人強ということですので、当時の神田神保町の中華街がいかに大きかったかわかります。
今でも、ご紹介した4店の他にもたくさんの中華料理店があります。
新世界菜館の傅 健興(ふう・けんこう)社長によると「父が1946年(昭和21年)に神保町2丁目の現在地に開店した当時、神保町界隈には40軒ほどの中華料理店が店を構えており、明治の頃のにぎわいには及びませんが中華街のような面影をまだ残しておりました。」とのことです。
神保町には中国革命の父・孫文や蒋介石、周恩来、魯迅も留学していた!
参考:KANDAアーカイブ