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コロナ禍の利用実態はどう変化?定額制住み放題サービス『ADDress』利用実態レポートを公開

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全国各地の空き家などを活用し、移動しながら好きな家で住み放題の定額制多拠点コリビング(co-living)サービス「ADDress(アドレス)」。サービスを運営するアドレス(東京都千代田区)が、多拠点生活利用者のアンケートやインタビューを分析した初のレポート『ADDress多拠点生活利用実態レポート2021年版』を公開しました。

 

多拠点コリビング(co-living)サービス「ADDress」

運営する各家は空き家や別荘を活用することでコストを抑えつつ、リノベーションによる快適な空間を用意し、個室を中心に寝室を確保、シェアハウスのようにリビングやキッチンなどを共有し、光熱費、Wi-Fi、共用の家具やアメニティの利用も含めて月額4万円からの低価格を実現している多拠点生活サービスADDress

都市と地方が協力しながら、地方への「帰属」と生活の「回遊」を可能とする多拠点居住を促進することで日本全国にコミュニティを築き、都市と地方の人口をシェアし、関係人口の増加と地域活性化に貢献する社会の実現を目指しているといいます。

各家に1名もしくは1チームの「家守(やもり)」と呼ぶ人材を配置し、予約受付などの管理業務のほか、地域のコミュニティマネジャーとして会員同士の交流や会員と地域との交流機会を創出しているのも特徴です。

 

コロナ禍により会社員・学生の利用が増加

レポートでは、ADDress会員を対象とした利用実態、地域・人との交流、お気に入りの家などについてのアンケート結果と、家守を対象とした任務実態、家守体験エピソードなどについてアンケートした結果をまとめています。

会員属性は20〜40代の働く世代が大半で、2019年4月のサービススタート当初はフリーランスや個人事業主の利用が最も多かったのが、コロナ禍の現在はテレワークの普及を背景に会社員の利用が大勢を占めるようになり、オンライン授業の普及を背景に学生の会員も徐々に増えているといいます。

ADDress多拠点生活利用実態レポート2021
ADDress多拠点生活利用実態レポート2021 会員の職業分布

利用目的のトップは「ワーケーション」で、「テレワーク」と合わせると約半数の会員が自宅以外の場所で仕事に取り組む暮らしを始めていることが分かります。

ADDress多拠点生活利用実態レポート2021
ADDress多拠点生活利用実態レポート2021 会員の利用目的

家守に関しては、今後も継続したいと回答した人が8割近くにのぼり、”家守をやっていなかったら出会うはずなかったような方々と出会えて、いろいろな話ができて、自分自身の刺激を感じる毎日です!(神奈川県・家守歴3か月以上)”といった声が寄せられています。

ADDress多拠点生活利用実態レポート2021
ADDress多拠点生活利用実態レポート2021 家守の継続意向

100ページにわたるレポートには、実際に利用している会員や家守のインタビューが多く掲載され、多拠点生活TIPSとして役立つサービスや生活グッズなども紹介されています。多拠点生活に興味のある人だけでなく、「住まい」「働き方」「地域」などにに関心のある人にも興味深い内容だと思います。

■ADDress多拠点生活利用実態レポート2021 詳細

文|土田真樹子

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